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先週の日経のコラム『大機小機』にこんな記事がありました。
矢野財務次官の財政再建についての寄稿に関するものでした。
私は、コラムニストの隅田川さん同様、発言内容についても、発言したことの是非に
ついても、いずれも大賛成です。
ただハッともさせられました。 それは最後の段落です。
矢野さんの行動を「身を賭して政治を正そうとしていると英雄視する」ことへの警告
でした。 実は、私も、「よくぞ言った!」と英雄視していました。
しかし筆者は、
「それ(政治のおかしな決定)を公務員が一々身を賭して防ごうとしたら、
本当に一身を犠牲にすることになり、有能な役員が次々と政府から姿を消す」
と言います。
これ読んで、なるほどそうだよな~ と反省しました。
と同時に、森友・加計問題などを見ていると、一身を賭して政治を正そうと考えている
役人など存在していないと思わざるをえないですよね。
だって、みんな知ってるのに、誰も本当のことを言わない。それだけじゃなく、一致団結
(?)して隠してる。
議員、役人のお客様は誰か? 彼らは公僕であり、お客様は我々国民でしょ。
さらには、国民のために良心に基づいて仕事をしようとすると、一身を賭さなきゃと
思わせる日本の政治の場の風土が最大の問題です。
自分たち議員の誤りは議員自らが正す。これこそ政治の責任です。
選挙の季節ですね。
自分たちの誤りは自分たちで正せる人を選ぶ。
だから投票に行こう!
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