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4年前に読んだ『空飛ぶタイヤ』。
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数ある池井戸作品の中で私が最も好きな作品です。
池井戸さんの作品の多くはテレビドラマ化されていますが、『空飛ぶタイヤ』は
見たことがなくって、
「早くドラマ化されないかな~」
と思っていたら、すでに放映済みでした。
ただ残念なことにWowWowでの放送だったので、会員で無い私は見るチャンスが
無かったということが判明しました。
たまたまどうしても見たい古~い映画を探しに金曜の夜にTUTAYAに行った時、
ふと、背面の棚を見ると、日本のテレビドラマのコーナーでした。
その時、ふと思いついたんです。
「『空飛ぶタイヤ』ってあるんだろうか?」
大急ぎで検索端末に向かい、調べてみると・・・
『在庫あり』
店員さんに在り処を聞いたら、3本セットでした。
「これだとレンタル期間は1週間です」
1週間なら3本まとめても見られるだろうと、オトナ買いならぬ、
オトナ・レンタルしてきました。
そして金曜の夜から、土日の昼でも、時間を見つけて、5時間分
すべてを週末に視聴しました。
感想はと言えば、疲れました。本当に疲れました。
5時間も見たから疲れたっていうことじゃありませんよ。
次から次へと襲ってくる苦難に立ち向かう中小企業経営者である主人公に
とことん感情移入して、まるで我がことの様に見るので、疲れるんです。
そりゃ~、5時間の映像での伝わり感は、上下二巻数百べーじの小説
でのこと細かな描写にはとても及びませんが、映像には映像の力が
あって、別にアピールするものがあります。
本もいいけど、このビデオも、『半沢直樹』や『下町ロケット』以上に
すばらしいです。
『半沢直樹』は自分が属する組織との戦い、『下町ロケット』は自社の
外の敵との戦いであり、それに自社や社員への愛が付加されていますが、
この『空飛ぶタイヤ』ではさらに家族への愛がテーマに加わっていて、
それがより私の心を捉えるんだと思います。
「なぜ一般の地上波やBSで放送しないんだろう?」
と思っていたら、あるところに、
テレビ局にとって超大口スポンサーである自動車メーカーへの
配慮があって、一般のテレビでは取り上げることができなかった
という記載を発見。
「なるほど」とは思ったけど、大企業からマスコミへの圧力って、
この作品の主要テーマのひとつじゃなかったんだろうか?
本は読んだけど、ドラマは見てないという人も、本も読んでない人も、
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超・おススメですよ。
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