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何とも刺激的なタイトルの本!
BMWに次いで、マツダロードスターを満喫している私のためにあるような
本です。
定期的に配信されてくる情報ニュースを眺めていたら、
「人生最後に乗りたいクルマを挙げるとしたら、何?」
こんな書き出しで始まる記事に目が留まりました。
みなさんだったら、何と答えます?
やっぱり、ポルシェ とか フェラーリ でしょうかね。
その記事のライターが「あれ?」と思ったことがあったそうです。それは、
日本車の名前を思い浮かべる人がいないけど、何故だろう ということ。
その答えとして、ライターが紹介したのが、ブランディング・コンサルタントの
山崎明さんという方が書いた
『マツダがBMWを超える日
-クールジャパンからプレミアムジャパン・ブランド戦略へ』
でした。
タイトルからして、メチャ興味をそそるので、書評などを調べてみたら、著者の
山崎さん、実際に、トヨタ、レクサス、ソニー、BMW、MINIなどの仕事を
引き受けた経験があると同時に、自身大の車マニアで、長年、ポルシェを乗り
継いできたのに、最近になってそのポルシェを売って手に入れた車が、何と
マツダのロードスター(ただし私とは別のタルガトップモデル 電動ハード
トップタイプのオープンカーです)だと言うんです。
「これはもう読むしかない!」
読んでみて、マツダ、そしてロードスターファンとして、それ以上に経営者と
して本当に興味深い本でした。
ベンツ、BMW、ポルシェ、ロレックスなどのヨーロッパのメーカーがプレミアム・
ブランドであり続けるのか? 豊富な事例を元に解説してありました。
例えば、1960年頃、倒産寸前だったBMWが復活したきっかけは、自社の車を、
「実用セダンであるにも関わらず先進メカニズムを
持ち、走りがスポーティーで運転を楽しめる」
ことと定義してからだと言うんです。
1980年代後半、私がBMW318iを購入した理由は、まさにこのコンセプトで
あり、実際の車がそれを体現していたからです。
それに引き換え、日本のレクサスやグランドセーコーが、そして一時期は
プレミアム・ブランドだったプレミアム化に失敗したのか?
これについても詳しく解説しています。
そんな中「本格的に欧州流のプレミアムブランド戦略に取り組み、成果を出し
始めているブランド」として山崎さんが挙げるのがマツダでした。
マツダの生き方にすごく共感して、とうとうポルシェを手放して、ロードスター
RFを発売日に発注したそうです。
購入後の印象は:
「スポーツカーとしての完成度はまだ完璧とはいえず、
ステータス感はポルシェとは比べるまでもないが、
非常に満足度は高く、ポルシェをはじめとした高性能
スポーツカーに対する関心がほとんどなくなって
しまった・・・」
「ポルシェに乗っていたときよりも『笑顔』でいられる
時間が大幅に増えた」
ですって。
本の中には、次のような一節もありました。
「マツダは決してナンバーワンを目標としていない。
世界の2%でも構わないが、『マツダが一番好き』
というファンを獲得できるブランドを目指して
いるのだ。」
山崎さんも、私も、間違いなくその2%の中のひとりですね。
そしてISOWAもそういう会社を目指しています。
追伸
冒頭の写真は、本とロードスターのカタログを使って、私が創った作品です。
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