磯輪日記

世界の段ボールビトを幸せに!
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世界一社風のいい会社を目指しています。

『マツダがBMWを超える日』

2018年09月20日 21時37分33秒 | こんな本読みました

何とも刺激的なタイトルの本!
BMWに次いで、マツダロードスターを満喫している私のためにあるような
本です。


定期的に配信されてくる情報ニュースを眺めていたら、

 「人生最後に乗りたいクルマを挙げるとしたら、何?」

こんな書き出しで始まる記事に目が留まりました。

みなさんだったら、何と答えます?
やっぱり、ポルシェ とか フェラーリ でしょうかね。

その記事のライターが「あれ?」と思ったことがあったそうです。それは、
日本車の名前を思い浮かべる人がいないけど、何故だろう ということ。


その答えとして、ライターが紹介したのが、ブランディング・コンサルタントの
山崎明さんという方が書いた

 『マツダがBMWを超える日
   -クールジャパンからプレミアムジャパン・ブランド戦略へ』

でした。


タイトルからして、メチャ興味をそそるので、書評などを調べてみたら、著者の
山崎さん、実際に、トヨタ、レクサス、ソニー、BMW、MINIなどの仕事を
引き受けた経験があると同時に、自身大の車マニアで、長年、ポルシェを乗り
継いできたのに、最近になってそのポルシェを売って手に入れた車が、何と
マツダのロードスター(ただし私とは別のタルガトップモデル 電動ハード
トップタイプのオープンカーです)だと言うんです。


 「これはもう読むしかない!」

読んでみて、マツダ、そしてロードスターファンとして、それ以上に経営者と
して本当に興味深い本でした。


ベンツ、BMW、ポルシェ、ロレックスなどのヨーロッパのメーカーがプレミアム・
ブランドであり続けるのか? 豊富な事例を元に解説してありました。


例えば、1960年頃、倒産寸前だったBMWが復活したきっかけは、自社の車を、

 「実用セダンであるにも関わらず先進メカニズムを
  持ち、走りがスポーティーで運転を楽しめる」

ことと定義してからだと言うんです。


1980年代後半、私がBMW318iを購入した理由は、まさにこのコンセプトで
あり、実際の車がそれを体現していたからです。


それに引き換え、日本のレクサスやグランドセーコーが、そして一時期は
プレミアム・ブランドだったプレミアム化に失敗したのか?
これについても詳しく解説しています。


そんな中「本格的に欧州流のプレミアムブランド戦略に取り組み、成果を出し
始めているブランド」として山崎さんが挙げるのがマツダでした。

マツダの生き方にすごく共感して、とうとうポルシェを手放して、ロードスター
RFを発売日に発注したそうです。


購入後の印象は:

 「スポーツカーとしての完成度はまだ完璧とはいえず、
  ステータス感はポルシェとは比べるまでもないが、
  非常に満足度は高く、ポルシェをはじめとした高性能
  スポーツカーに対する関心がほとんどなくなって
  しまった・・・」

 「ポルシェに乗っていたときよりも『笑顔』でいられる
  時間が大幅に増えた」

ですって。


本の中には、次のような一節もありました。

 「マツダは決してナンバーワンを目標としていない。
  世界の2%でも構わないが、『マツダが一番好き』
  というファンを獲得できるブランドを目指して
  いるのだ。」


山崎さんも、私も、間違いなくその2%の中のひとりですね。

そしてISOWAもそういう会社を目指しています。



追伸
 冒頭の写真は、本とロードスターのカタログを使って、私が創った作品です。




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