磯輪日記

世界の段ボールビトを幸せに!
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世界一社風のいい会社を目指しています。

アメリカの父 逝く

2014年03月08日 23時21分50秒 | プロフィール

私の父のビジネスの友人で、最初に知り合った時、お互い39歳だった
のか、その後何年経ってもお互い「39歳だ」と『永遠の39歳クラブ』
を結成していたMr.Carroll。

ISOWAが昭和40年代に技術提携していたアメリカのコパーズ社の
MDを務めていて、私も、高校2年の夏休みに、Carroll家でホーム
ステイさせてもらい、わが家同様、3人いる息子、Jay、Tom、Danyたちと
毎日、エキサイティングな時間を過ごしました。

また22歳の時、Koppersで1年間研修させてもらった時は、Mr.Carrollに
ビジネスマンのいろはを教えてもらったし、Mrs.Carrollと二人、アメリカ
での親の様に接してくれました。


毎年、かかさずクリスマスカード、最近ではクリスマスメールを送って
いましたが、今年は返事がないどころか、メールが戻って来てしまい
ました。

三人いたMr.Carrollの息子の内、長男のJayとは交流が続いていて、
同様にクリスマス・メールを交換していて、返事ももらったので、
彼に、

 「Mr.Carrollへ送ったクリスマス・メールが戻って
  きてしまったけど、新しいアドレス教えて」

とメールしたら、

 「体調が悪く、メールも止めてしまった」

という答えが来て、ビックリしました。


ところが、その後1週間ほどして、もっと驚くメールがJayから届き
ました。Mr.Carrollが亡くなったという訃報でした。

あまりに急な展開でした。


Jayにお悔やみのメールを送ると共に、

 「せめてMrs.Carrollにお花を送りたいので、
  どこに送ったらいいか知らせて欲しい」

と尋ねたら、

> My Dad’s wishes were not to receive any flowers.
> Instead, he wanted a donation sent to the National
> Association for the Deaf. My Dad’s younger brother
> has been deaf since he was a child.

 (お花は受け取らないというのが父の遺言です。
  それに代わって全米ろう者協会への寄附を希望
  していました。というのは父の弟が子どもの頃
  からろうだったからなんです。)

そういう話は聞いたことがありませんでしたが、確かにMr.Carrollは
耳が悪く、若い頃から補聴器を付けていました。それが弟さんのことと
何か関係があるのかどうかは定かではありません。


早速、Jayから全米ろう者協会の連絡先を教えてもらい、Mr.Carrollの
遺志を尊重し、私も寄附をさせてもらいました。

今は、オンラインで寄附ができるんですね。


私の成長、私の子どもたちの成長を楽しみにして、いつもあれこれ
励ましの言葉を掛けてくれたMr.Carroll。
離れているけど、日本からご冥福を祈っています。

40年間、ありがとうございました。
合掌




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