磯輪日記

世界の段ボールビトを幸せに!
自分と自分の愛する家族の幸せのために働ける
世界一社風のいい会社を目指しています。

どう、この笑顔!

2011年06月24日 23時14分51秒 | オフ・ビジネス

東京からやってきた交運社の社長の田村さんと鳥海さんと一緒に
広島駅に降り立つと、7-8年前のスコラさんでの経営者アカデミーの
仲間だったマーメイドベーカリーパートナーズ社長の吉田さん
出迎えてくれました。

そしてそこから車で1時間半ほど走って、島根県との県境にある
アンデルセン芸北100年農場に向かいました。

なぜ『100年農場』っていうのか?

アンデルセングループの中から希望する若手社員が毎年4-5人
ずつ2年間、日常の業務から一切離れて、完全全寮制で共同生活
しながら、畑を耕し、小麦他を植え、育て、収穫し、それらの材料を
使ってパンを焼く技術を習得しつつ、人として成長していこうと
いう壮大な人財育成プログラムの実践の場だからと理解しました。


と、突然、

 「磯輪さん、着替えのズボン持って来た?」

吉田さんから聞かれました。もちろん「持ってません」です。

みれば、私以外はスーツを着ている人は誰もいません・・・
私だけ「農場に行く」ってことが全然わかっていなかったんです。
で、作業ズボンをお借りすることに。


着替えた後、まずは作業棟の周りを、この農場の熊野元校長先生と
研修生のUさんに少しだけ案内してもらいました。
「少しだけ」というのには理由があります。
実はこの100年農場、広さは東京ドーム90個分という広大なサイズ
です。

 「あの山からず~っと行って、こっちの山は稜線の
  向こう側もそうです」

っていう具合です。

小高い丘に登ると、爽やかな風が吹きます。
ここは、記念撮影ポイントに指定されている(笑)ので、もれなく
記念撮影です。

 「せっかくならみんなで撮りましょう!」

とセルフタイマーで撮影したら、ちょうど風が吹いてきて、手前の
麦の穂(?)がなびいて・・・



約1名だけ顔がすっぽり隠されました。
一体誰でしょう、この人。よっぽど日頃の心がけが悪いんでしょうね(笑)


作業棟に戻ると、脇にある石窯で研修生のTくんとIさんが昼食の
ピザを焼いてくれていました。




そしていよいよ作業棟でのランチ。



作業棟って言うけど、こんなにステキなところなんですよ。

研修生のIさんが、焼きたてのピザを勧めてくれました。
勧め上手なので、ついつい食べ過ぎました。

サラダやスープに使われている野菜はこの農場で研修生のみんなが
育ててくれたものなんです。
もちろん2種類のパンも自家製。アンデルセン タカギベーカリーさん
ですから、当然ですよね。
パンと一緒に出てきた、やはり農場で育てたルバーブで作ったジャム。
ルバーブジャムって大好きだけど、抜群においしいジャムでした。


おなかがいっぱいになったので、腹ごなしの散歩を兼ねて、農場の別の
エリアを案内してもらい、ダイニング棟でオフサイトとなりました。



我われから研修生のみんなに質問しただけじゃなく、研修生からも、

 「どういう時に喜びを感じますか?」

とか、

 「経営でこだわっていることって何ですか?」

など逆質問も。
質問があることだけでもスゴイと思うのに、質問のレベルがまた
スゴイと思いません。


最後は、作業棟の壁にサインをさせてもらって、研修生のみんなの
これまた手作りのスコーンのお土産をもらい、我々が見えなくなる
までサヨナラの手を振ってもらう中、車で農場を後にしました。

研修生のみんなは、笑顔がステキだし、何より目が輝いていた。
目の輝きだけはごまかせないからね。

間違いなく、ここで過ごす2年で、パンの技術はもちろん、自然の
すばらしさを学び、集団生活を通して、人間として大きく成長する
んでだね。

壁に書いたけど、10年後、みんながどんな風に成長しているのか、
再会できることを楽しみにしているよ。
もちろん、私も10年分成長できるように頑張るからね。


その後、もう一度広島市内に戻り、アンデルセンのお店へ。



このお店の建物は、原爆投下爆心地のすぐ近くにあった銀行のビル。
被爆後も、被害を受けながらも残った建物を、アンデルセンの創業者が
買い取り、補修して、店舗として使っています。

建物も歴史があってステキですが、店舗内の装飾、品揃えなど、
失礼ながら、

 「広島にもこんなにステキなお店があるのか!」

というほどすばらしい。少なくとも名古屋にはこんなお店はないし、
東京にだって、こんな贅沢な店舗は無いと思うほどスゴイ。


店内ツアーの仕上げは、デンマーク王国名誉総領事室でのディナー
でした。



ここで経営者アカデミーのもう一人の仲間だった広工の鈴木社長も合流。
シェフが腕によりをかけた料理に舌鼓を打ちました。

そしてそこで語り合った経営議論。
吉田さんの経営哲学も勉強になりました。


今日得た気付きをこれからのISOWAの経営にどう活かすか?
アンデルセンさんのスケールがあまりに大きいので、悔しいけど、
簡単に取り入れることはできない。でもそのエキスを抽出して、
自社に取り入れられるよう、考え抜きます。

最高に濃~い広島での一日でした。


吉田さん、そしておせわになったアンデルセングループのみなさん、
研修生のみんな、本当にありがとうございました。



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2 コメント

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ありがとうございました。 (田村です。)
2011-06-25 17:19:50
 磯輪さん、呼ばれても居ないのにお供させていただいてありがとうございました。
 いやあ、勉強になりました。100年農場ももちろん、そして皆さんとの会話でも。アカデミーのころのようでした。そしてあの稲穂の写真、最高でした。滅多に行けない場所で、滅多にお会いできない方達と、そして滅多にないタイミングで吹いてきた風に感謝。送ってくださいね、お願いします。
 (私のブログの記事はさわりで、後日じっくり書きます。)
返信する
了解! (磯輪)
2011-06-25 22:05:32
 田村さん

楽しかったね。勉強になったね。
写真は送ります。
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