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先日、技術本部の方針の議論のために私に突進してきたSくん。
背後霊のように忍び寄り、昨日は、私がトイレにいた時まで突進してきたので、一瞬身構えて
しまいました。 でも、昨日はただ
「トイレに行きたかっただけです」
ということでした。 で、
「じゃあ、また突進してきてね」
とお願いしたところ、
「よく考えて、また突進します!」
と頼もしく答えてくれました。
技術本部同様、他の本部の方針も 戦略の匂い があまりしないので、対話をしなきゃいけません。
昨日はサポート本部の面々に声を掛け、Oくん、Nくん、Fくんとミーティングしました。
というのも、自分でしてしまっていた失敗のことを共有したかったんです。
戦略の一環として あるAという行為を減らそうと話し合っています。
念のため、Aがどれだけ売上に貢献してきたかを調べてもらうと、思った以上に大きかったんです。
それを見て、
「そうか~、こんなに多いのか・・・ これが無くなると辛いね」
数字を持って来たメンバーだけじゃなく、私も正直そう思い、ここで一旦立ち止まってしまいました。
しかしその後、じっくり考えている内に、ハタとひらめきました。
「Aを減らそう、止めようということは、当然その売上はゼロになる。
そこだけ見てると、私も、売上に責任を持ってくれているサポート
本部のみんなも、躊躇してしまう。
でも、たとえAがゼロになっても、その代わり、BやCやD、それ以外で
今まで以上のメリットが出すことを考えられるはず。
だからAの売上がゼロになっても怯まない。元々それを目指して
いるんだから。それ以上にお客様にとっても、我々にとっても価値が
あるはず」
こんな単純なことを、いざ売上や利益という数字を目の前にすると、ついつい見失ってしまうん
ですね。 そもそもこんな入り口でこんな単純な罠にはまってしまうとは本当にお恥ずかしい
限りです。 大反省しました。
だからこの自分の失敗を、みんなと共有しなきゃというのが、この日の最大の目的でした。
これ以外にもいろいろな視点を確認しました。
おかげで、やってて楽しい、手ごたえを感じるミーティングでした。
それを感じたのは、集まった中で最も現場に近い位置にいて、この日、久しぶりに一緒に
ミーティングしたFくんのミーティング中の様子でした。 Fくんが一番うれしそうに議論に
参加してくれたんです。 現場に近い人とコンセプトをいかにしっかり共有できるかは、戦略の
成否にとっての鍵になりますから。
ミーティング後、Fくんに、
「今日はFくんが一番楽しそうだったね」
と声掛けたら、
「こういうミーティング久しぶりでしたから。
たまには必要ですね」
そうだよな~
決まった定例のミーティングじゃなくって、必要に応じて、必要なメンバーをサッと集めて、
パッと本音で話し合うような場を今期は増やす。
そしてそこで話し合った内容はメモにまとめてもらい、他のメンバーとも共有できるようにする。
さらにはコロナで2年くらい中断していた全社の月例の朝礼も再開し、刻一刻と変化する戦略に
ついての考えをタイムリーに全社に伝える。
こういうスタイルでいくからね。
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