磯輪日記

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『ようこそ、わが家へ』 で寝られない

2013年09月24日 21時06分05秒 | こんな本読みました

今朝はいつもより早めに家を出て、東京へ出張だというのに、いつもは12時には
寝るようにしているのに、そういう昨夜に限って寝られなくなってしまいました。

原因はこの本です。

強引に電車に乗り込んで来た乗客を注意したことが原因で、その身元不明の男に
自宅が狙われることになってしまった。
見えない相手が忍び寄る恐怖・・・

こんな畑違いの小説も、池井戸潤って書くんですね。

読み出した当初は、気持ち悪くて、怖くて、夜寝られなくなっちゃうと思い、

  「もうこれ以上読むのは止めよう」

と思ったこともありました。

しかし怖いもの見たさに、ついつい先を読む。

そうすると自宅へのストーカー攻撃だけでなく、銀行から出向した先の職場では
幹部社員の不正行為が浮かび上がってくる。この辺りは池井戸節そのものです。笑

自宅でも、職場でも、陰湿ないじめ。
しかし逆に、自宅では家族が結束し、職場でも今まで信頼関係の無かった部下の
女性との間で連帯感が芽生える。

家族との絆は『空飛ぶタイヤ』を彷彿とさせ、職場での共闘は『下町ロケット』を
連想させる。

こうなると、最初は怖くて寝られなかったのが、面白くって寝られなくなっちゃい
ました。

で、結局、最後まで読んでしまい、気付いたら夜中の2時でした。


ということで今朝は殊の外、朝が来るのが早かった。


 「ま、新幹線の中で寝ていくか」

と思い、車上の人となりましたが、車中で読み出した別の本が、これまた面白くて
結局一睡もできず。

こちらの本については、またいつかブログで書きます。


そういうことで結論。

   『ようこそ、わが家へ』 自信を持ってお奨めします

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