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今朝はいつもより早めに家を出て、東京へ出張だというのに、いつもは12時には
寝るようにしているのに、そういう昨夜に限って寝られなくなってしまいました。
原因はこの本です。
強引に電車に乗り込んで来た乗客を注意したことが原因で、その身元不明の男に
自宅が狙われることになってしまった。
見えない相手が忍び寄る恐怖・・・
こんな畑違いの小説も、池井戸潤って書くんですね。
読み出した当初は、気持ち悪くて、怖くて、夜寝られなくなっちゃうと思い、
「もうこれ以上読むのは止めよう」
と思ったこともありました。
しかし怖いもの見たさに、ついつい先を読む。
そうすると自宅へのストーカー攻撃だけでなく、銀行から出向した先の職場では
幹部社員の不正行為が浮かび上がってくる。この辺りは池井戸節そのものです。笑
自宅でも、職場でも、陰湿ないじめ。
しかし逆に、自宅では家族が結束し、職場でも今まで信頼関係の無かった部下の
女性との間で連帯感が芽生える。
家族との絆は『空飛ぶタイヤ』を彷彿とさせ、職場での共闘は『下町ロケット』を
連想させる。
こうなると、最初は怖くて寝られなかったのが、面白くって寝られなくなっちゃい
ました。
で、結局、最後まで読んでしまい、気付いたら夜中の2時でした。
ということで今朝は殊の外、朝が来るのが早かった。
「ま、新幹線の中で寝ていくか」
と思い、車上の人となりましたが、車中で読み出した別の本が、これまた面白くて
結局一睡もできず。
こちらの本については、またいつかブログで書きます。
そういうことで結論。
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