磯輪日記

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子子孫孫

2025年02月03日 18時26分43秒 | ISOWAの風土改革

 

昨日の Oくんの 『バカな』から『なるほど』に変ったと思った転機の話。

Oくんの話を聞いて、私も、父が風土改革に対して『バカな』から『なるほど』に転換して

くれたのだと知った時のことを思い出しました。

 

風土改革を始めて、父から、そして多くの人からも、「バカな」、「そんなの理想に過ぎない」
と何度も言われました。
 
でも2010年、父が亡くなった時、父の遺言書と一緒にあった遺言書後記に次のようなことが
記されていました。
 
 「昨今のISOWAという会社を見ていて思うこと。会社も英之を中心として
  堅実に発展して行けるのではないかと安心しています。
  それは英之が第一に会社の従業員を大切にしていること。この理念が経営政策の
  すべてに行き届いているからです。
  私利私欲を抑え、すべからく従業員に利益を還元するということは、言うは
  易しですが、行うことはなかなか難しいことです。この思想は今後必ず会社の
  大きな力になると信じます。
  英之がこのような考えで一貫して経営を貫いていけば、どのような難局も
  乗り切り、会社を末永く発展させていけること、ISOWAの前途は大変
  明るいと思います。
  どうかこの気持ちを忘れずに、子子孫孫まで伝えてください。」
 
 
これを読んだ時、最初は『バカな』と言っていた父も、『なるほど』と思ってくれて
いたんだ・・・ 分かってくれたんだ・・・  ジーンと来ました。
遺言書の後記に書くっていうのも、父らしいです。
 
 
ファミリー企業であるISOWAにおいて、子子孫孫に至るまで伝えていくべきもの。
これこそISOWAの風土改革の原点です。
 
 
 

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3 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
父は凄かったです (磯輪英之)
2025-02-04 20:56:15
 acbさん

15年前の父のお別れしない会には、遠方から
参列して下さり、ありがとうございました。

まったく健康で、持病すらほとんどなく
生きている間に、今、死にゆくような気持ちで、
公式の事務的な遺言状とは別に、自分の想いを
文章にして遺す。
できそうで、なかなかできないことだと
思います。
そういう意味で、父は凄かった。
私もやらなきゃ。
でもその前に、まず今年こその目標の
遺言状から。(笑)
返信する
Unknown (acb)
2025-02-04 15:22:26
遺言ってこういう 思いを伝える機能もあるんですね。
面と向かってはなかなか言えなかったり、素直に聞けないことも沁みるように伝わってきますよ。
お互い素直になることのなかった親子でしたから、今更ながら父が何を考えていたのか?知りたくなっちゃいました。
返信する
Unknown (シンフォニー)
2025-02-03 22:21:46
お別れの会で顧問の想いを読まれた弔辞
思い出しました。
時代をつくられた強さと優しさ 
これもDNAですねm(_ _)m
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