
うれしいメールが転送されてきました。
東京で採用したTくん。
高校を卒業して、新入社員として、この1年間、わが社の本社のいろんな
部署で研修を受けてきて、今日、東京へ戻っていきました。
朝礼で、
「東京に戻ったら、まずはお母さんに、この1年間、自分が
経験したことなどを報告すること。
東京営業所でも、みんなに可愛がってもらえるよう、
頑張れよ」
とTくんを送り出しました。
そのTくんのお母さんからのメールでした。
「こちらこそ大変お世話になりました。
相変わらず無口な息子なので『磯輪日記』を頼りに
しておりました。そんなある日『親離れ・子離れ』の
お話があり凄く実感がありました。
遠くから心配しても仕方がないので連絡も必要なとき
以外は余りせず、『磯輪日記』&『カフェISOWA』で
近況をみておりました。
さすが『世界一いい社風』
甘やかすだけで世間知らずの息子が法事で帰省したさいに
親戚中から『頑張っているね』と声をかけられていました。
(中略)
東京でもまだまだ御指導いただきながらの日々となると
思いますが、これからもよろしくお願いいたします。」
大事な18歳の息子さんを見知らぬ名古屋の土地に送り出していた
お母さんの、子を思う気持ちがにじみ出ています。
この1年間、『磯輪日記』がお母さんとTくんをつないできたん
ですね。『磯輪日記』を書き続けて、本当によかった。
そんな思いで、Tくんのお母さんのメールのことを考えていると、
今回の大震災のことに触れたメルマガが流れてきました。
---------------------------------------------------------
10歳くらいの女の子がテレビの画面に現れた。
今回の震災で自宅も両親も失ったという。
この信じられない不幸に見舞われたばかりの幼い子供の口から、
驚くような言葉が発せられた。
「自分の家も両親もすべて失った。
今までどれだけ幸せだったか、よくわかった。」と・・・
幼い自分を突如襲った不幸に対して、
「なぜ自分だけこんな目に合うのか」と自分の運命を呪い、
抑えきれないほどの怒りを世の中にぶつけても不思議ではない。
にも拘らず、この子は、
両親と一緒に暮らせた過去をとんでもなく幸せだったと、
今となっては取り戻すことのできない過去に心から感謝して
いるのだ。
この言葉に、思わず胸が締め付けられ目頭が熱くなった。
-----------------------------------------------------------
嗚呼、子を思う親、親を思う子哉。
心に沁みるお話をまた聞かせてください。
コメントありがとうございました。
日本人って、本当にすばらしいですね。
Cool Japanです。
まだまだ見捨てたもんじゃないですね。