
明日は父の四十九日法要。
親戚からたくさんのお花が届きます。
おかげで家の中はお花畑のようです。
ありがたいですね。
そして宅配便で届けられる花の多くは、当然のことながらダンボールで
包まれてきます。
さて、こうやって届いたお花は、どうやって開梱するのでしょうか。
まずは:

なるほどね。だって箱の上だけが開いても、箱が深いので、底の鉢まで
手が届きませんからね。だから横も開くんですね。
で、頂いた胡蝶蘭の鉢を取り出すと、中はどうなってるかというと:

ちゃんと、鉢が固定できるように穴が開いています。それも片側に
花がたわんでいることを計算して、中央でなく、片側に寄せて固定する
穴が開いている。賢いですね~
そしてその鉢を固定する底板(『板』と言ってももちろん『ダンボール』
ですけどね)も、

ご覧のように固定されています。ダンボールで。
で、この部分はどうなってるかというと:

箱の角にちょっとだけ切れ込みを入れ、その部分が内側に逆向きにくびれ
させていて、それで固定しているんですよ。これまた秀逸!
こんなすばらしい梱包。でも折りたたんでみれば;

たったこれだけ!! これが、

こうなるだけ。でも、それだけで、こんなに胡蝶蘭専用のすばらしい箱に
なる。
これぞ、ダンボール・マジックと言わずして何でしょう!
もうひとつ別のダンボール・マジックを紹介します。

しばらく前に、こんなダンボールが会社の私のところに届きました。
『PHP』って印刷してあるから、
「あ、アレだ!」
と思いました。そうです、

PHP研究所から出版された『元気をもらった一言』でした。
写真のようなダンボールだから、
「箱が二重になってて、中だけすっぽり抜けるんだろう」
と思って引っ張ったり、押したりしたんですが、どうにも抜けません。
「おかしいな~」
と思って、分解(?)してみると:

ねえ、これならすぐに抜けそうですよね。ところが、実はこのダンボール:

↓

↓

ただの1枚のダンボールなんです。これにちょっと斜めに折り目を付けた
だけで、こんな風に変身する。どうです、この賢さ。

これもまたダンボール・マジック。
単なる1枚のダンボールでも、工夫次第で驚くほど変身していく。
そしてその変身がとても簡単に実現できる。
アイデアさえあれば、子どもでも、ファンタスティックなマジックが
実現できる、この加工の手軽さ。
う~ん、やっぱり、ダンボールって最高だな~

花の箱を展開(?)した物は「ふむふむ」ですが
本の方は「!」ですね。
「“コロンブスの卵”ってのはこういう事か!」と
ビックリです。
私も段ボール機械(今は電気関係)の仕事に携わっています。
いつも人に驚きを感じさせる仕事を行いたいと思っています。
先日の、お別れ(しない)会の、社長の喪主挨拶を聞いて
自身の思いが、一層強くなりました。
私個人にも力を頂けるお話をありがとうございました。
私自身、自分に気合を入れるという目的が大いにあり
ました。
参会して下さったみなさんや社員、合計1200人の
前で誓ったんですから、もう退路はありません。
お互い頑張りましょう!!
以前、amazonで注文した時だったと思いますが、このダンボールが届いた時は本当に驚いたものです。
切れ込み一つで梱包材にしてしまう、このアイデア。
こういう設計こそ、プロの仕事だと感心しました。
私が感心してちゃいけませんが。。。
アイデアは無限ですね。
こうやって知恵で勝負したいですね。