磯輪日記

世界の段ボールビトを幸せに!
自分と自分の愛する家族の幸せのために働ける
世界一社風のいい会社を目指しています。

ダンボール・マジック

2010年12月18日 21時59分18秒 | マーケティング・センス

明日は父の四十九日法要。

親戚からたくさんのお花が届きます。
おかげで家の中はお花畑のようです。
ありがたいですね。


そして宅配便で届けられる花の多くは、当然のことながらダンボールで
包まれてきます。

さて、こうやって届いたお花は、どうやって開梱するのでしょうか。

まずは:



なるほどね。だって箱の上だけが開いても、箱が深いので、底の鉢まで
手が届きませんからね。だから横も開くんですね。


で、頂いた胡蝶蘭の鉢を取り出すと、中はどうなってるかというと:

        

ちゃんと、鉢が固定できるように穴が開いています。それも片側に
花がたわんでいることを計算して、中央でなく、片側に寄せて固定する
穴が開いている。賢いですね~


そしてその鉢を固定する底板(『板』と言ってももちろん『ダンボール』
ですけどね)も、

        

ご覧のように固定されています。ダンボールで。


で、この部分はどうなってるかというと:

        

箱の角にちょっとだけ切れ込みを入れ、その部分が内側に逆向きにくびれ
させていて、それで固定しているんですよ。これまた秀逸!


こんなすばらしい梱包。でも折りたたんでみれば;



たったこれだけ!! これが、



こうなるだけ。でも、それだけで、こんなに胡蝶蘭専用のすばらしい箱に
なる。

これぞ、ダンボール・マジックと言わずして何でしょう!



もうひとつ別のダンボール・マジックを紹介します。

        

しばらく前に、こんなダンボールが会社の私のところに届きました。
『PHP』って印刷してあるから、

 「あ、アレだ!」

と思いました。そうです、

        

PHP研究所から出版された『元気をもらった一言』でした。

写真のようなダンボールだから、

 「箱が二重になってて、中だけすっぽり抜けるんだろう」

と思って引っ張ったり、押したりしたんですが、どうにも抜けません。

 「おかしいな~」

と思って、分解(?)してみると:

        

ねえ、これならすぐに抜けそうですよね。ところが、実はこのダンボール:

        

                       ↓
                          




                       ↓


        


ただの1枚のダンボールなんです。これにちょっと斜めに折り目を付けた
だけで、こんな風に変身する。どうです、この賢さ。

これもまたダンボール・マジック。


単なる1枚のダンボールでも、工夫次第で驚くほど変身していく。
そしてその変身がとても簡単に実現できる。

アイデアさえあれば、子どもでも、ファンタスティックなマジックが
実現できる、この加工の手軽さ。


う~ん、やっぱり、ダンボールって最高だな~ 

     

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4 コメント

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Unknown (無名)
2010-12-19 01:18:53
こんにちは。

花の箱を展開(?)した物は「ふむふむ」ですが
本の方は「!」ですね。
「“コロンブスの卵”ってのはこういう事か!」と
ビックリです。

私も段ボール機械(今は電気関係)の仕事に携わっています。
いつも人に驚きを感じさせる仕事を行いたいと思っています。
先日の、お別れ(しない)会の、社長の喪主挨拶を聞いて
自身の思いが、一層強くなりました。
私個人にも力を頂けるお話をありがとうございました。
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うれしいです (磯輪)
2010-12-19 20:42:30
 無名さん

私自身、自分に気合を入れるという目的が大いにあり
ました。
参会して下さったみなさんや社員、合計1200人の
前で誓ったんですから、もう退路はありません。

お互い頑張りましょう!!
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プロフェッショナル (241)
2010-12-19 21:29:13
こんばんは。
以前、amazonで注文した時だったと思いますが、このダンボールが届いた時は本当に驚いたものです。
切れ込み一つで梱包材にしてしまう、このアイデア。
こういう設計こそ、プロの仕事だと感心しました。
私が感心してちゃいけませんが。。。
返信する
アイデアですね。 (磯輪)
2010-12-20 21:59:21
241さん

アイデアは無限ですね。
こうやって知恵で勝負したいですね。
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