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3月に『日経ビジネス』に掲載された記事でまた新たなご縁がつながり
ました。
名古屋商工会議所が主催している企業革新塾の卒業生の有志のみなさんが
作っている「八八会」という異業種交流勉強会の幹事さんがこの記事を見て、
「同じ愛知県内で近くていい」
ということだと思うんですが、
「例会に参加して、話をしてくれませんか?」
というご依頼を受けました。同じ名古屋地区の経営者の方の集まりであり、
人数も20名程度ということなので、お引き受けすることにしました。
で、一応講師ということなので、定刻の20分前に会場に到着しました。
事前の情報では参加者は「20名くらい」と聞いていたのですが、私が到着
した時には、まだほんの数名いらっしゃるだけで、それも会場内でお互い
あいさつしているわけでもなく、それぞれシーンと着席している・・・
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「これ、ちょっと不味いんじゃない・・・
こんな雰囲気で話しても、盛り上がりそうもないよ」
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と気になったので、
「名刺交換をこちらから申し出て、場の雰囲気を和ませるか」
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と会場にいる方にアプローチ。しかし
「磯輪です。よろしくお願いします」
と言っても、私が今日のゲスト・スピーカーであることすらご存知なさそうな
反応の方がいたりして・・・
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「こりゃ、相当ヤバイ」
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と思っていたら、たまたま美しい女性がひとりいて、その方が、
「磯輪さん、お嬢さんいらっしゃいませんか?」
「ハイ、一人おります」
「21歳ですか?」
「20歳です」
「○○高校で、●●大学ですよね」
「ハイ・・・」
とこの人興信所か女性刑事かと思っていたら、
「ウチの娘が高校1年の時、お嬢さんと同級生でした」
驚きました。
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(帰宅後、娘に確認したら、
「知ってるよ。結構仲良くしてたから」)
でもこれでずい分気が楽になりました。
こうして三々五々みなさん集まってきて、定刻を少々過ぎたあたりから私の
出番となりました。
例によって、私の話はわが社の風土改革の話をした(というより、それしか話
せることがないので・・・
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しかしまだみなさん硬い。
本当は最初にブログ用の写真撮影をするつもりだったんですが、
「こりゃ、まだ時期尚早だ」
と判断し、後回しにして、話を始めました。
話していくうちに、ニヤニヤしたり、笑ってくれる人も出てきて、1時間の
持ち時間が少なくとも私にとってはアッと言う間に過ぎ、最後は端折りに
端折って、15分オーバーで終了。
その頃には、かなり場の雰囲気もほぐれてきたので、
「最後に、ブログ用の写真を撮らせて下さい」
とお願いしたら、
「このままじゃ全員写らないのであれば、集まりましょうか?」
「立った方がいいですか、座りましょうか?」
などとても協力的で、いい写真が撮れました。みなさん、ご協力ありがとう
ございました。
その後は会場を居酒屋に替え、懇親会となりました。
まだ全員の方と名刺交換していなかったので、残りの方々とご挨拶していたら、
ある方から、
「段ボールと言えば、春日井の桃山にある段ボール会社さんのH山さんって
いう方知りません?」
「H山さんって、会社の名前ですか?」
「いやいや個人のお名前です」
「じゃあ、会社の名前は何と言うのですか?」
「えーと、何て言ったっけな~?」
「桃山って言ったら、K社さんですか?」
「あ~、そうそう、K社さん。そこのH山さん、知りません?」
「それってひょっとして、H井さんじゃないですか?」
「そうだった、H井さんだった」
「K社さんはウチのお客様だし、H井さんだったら昔とてもお世話になり
ました。それにH井さんの息子さんはわが社に勤めていますよ」
「え~!」
本当に世の中狭いですね。さらに以前の会社でわが社に営業で訪問したことが
あるという方や、以前わが社に技術者を派遣していたという方もいたり。
20人くらいの中で、4人もつながりのある方がいて、本当に世の中狭いですね。
みなさん、
「磯輪さんって、名前が珍しいからね」
「そうなんですよ。だから悪いことするとすぐ分かっちゃうんです。
その内、悪いことやって新聞に出たら、
『あ、あの時の人だ。あの時あんなこと言ってたくせに』
と言ってやって下さいね」
最後には、お土産って言うことで、まるで金の延べ棒でも入っているかという
ような重みのある、そんじょそこらでは絶対に手に入らないという立派なかま
ぼこを頂きました。ありがとうございました。
何人かの方からは、
「ウチも風土の問題で悩んでいるので、参考になりました」
と声を掛けて頂きましたが、少なくとも数人の方のお役に立てたのならうれしい
です。
懇親会もご馳走になり(というか会費を払うことをすっかり忘れて帰宅して
しまいましので、一方的に)ありがとうございました。
これをご縁に今後ともお付き合い下さい。
こんにちは!
始める前から何となく不安な空気に包まれていたのですね(∩.∩)
場の雰囲気がわから無くて「写真撮ってもいいですか?」と切り出したとたんに「し~ん!!」としちゃったら大変!!!
話しが得意な磯輪さんが気を使ったと言うことは相当大変は雰囲気だったのではと想像しちゃいます!
でも20数名の中で4人もご縁があるなんて凄いこと・・・こう言うようにシンクロしている時はツイている証拠だと思います。
一度、磯輪さんの講演を聞いたみたいです・・・一般者が参加できるような講演会があれば教えてください。
会場の隅でひっそりとしていますから!
磯輪社長から見て前列中央にいた宇田です。
確かに開始時間が来ても集まりが悪かったですね。
講師の方をお待たせしてしまい、申し訳ございませんでした。
また、私が会場に入ったのは10分くらい前でしたが、既に磯輪社長からメンバーの方たちに名刺交換をして頂いていました。
ありがとうございました。
さて、風土作りのお話、大変興味深く拝聴いたしました。弊社は全従業員7名の小さな会社ですが、仕事に対するモチベーションはどの会社にも負けないくらいの(たぶん)スタッフ達です。
しかし、何となく「もっと深い付き合い」が出来るのではないか? 「まだ本心は言えてない」のじゃないか?「本当にはお互いを理解しあっていない」のじゃないか?「そこまで深い関わりが必要」なんだろうか?などなど、私は常に疑問と不安を持っています。
本日の磯輪社長のお話は聞かせていただき、業務を通じてのコミュニケーションが本当に大切な事だと改めて確信いたしました。
まだまだ、思い悩む日々が続くと思いますが私なりにいろんな試みを継続していきたいと思います。
懇親会ではお話できませんでしたが、機会がございましたら、その時はお付き合いくださいますようお願い致します。
ありがとうございました。
結構、くら~い雰囲気だったので、不安でしたが、
終わりよければすべて良しでした。
そうですよね、最近、次から次へといいことが
続くので、間違いなくツイてると思います。
また機会があったら、お誘いしますね。
でももう次はないかもな~
憶えていますよ。
「何か社員さんとの関係で困っていること
ありませんか?」
とみなさんに聞いた時、自信たっぷりで答えた
姿をよ~く憶えています。
どこまでの関係?ということになれば、私は「ベタベタ
過ぎない程度に家族的」を目指しています。
昔ながらの日本的経営での家族主義じゃなく、現代風に
アレンジした各人が自立た上での家族主義です。
前者は未成年の子どもがいる家族、後者は子どもが
成人、独立したけど、仲良しの家族。
子どもは独立しても、いつまでも家族ですからね。
そんなイメージを理想にしています。
自分の家族がそうありたいというところから来ている
のかもしれませんね。
とてもわかり易い表現ですね。
大いに参考になりました。
ありがとうございます。
何事も定義するって大事ですよね。
定量的でなくとも、こんな風に定性的でも、意味が
あると思っています。