『ファウンダー ハンバーガー帝国のヒミツ』

マクドナルドのハンバーガー帝国がどうやってスタートしたか、創業当初の
内幕を暴くこの映画。

実は、６月にスペイン旅行の帰路の飛行機の機中で見たんですが、日本でも
公開されたようなので、紹介しますね。


この映画、見て、本当に驚きました。

メチャクチャ　エグイ　ストーリーなんです。実話のようです。

マクドナルド創業ストーリーって初めて知りましたが、こんなにスキャン
ダラスな（？）経緯だったら、もっと有名になっててもいいのに、不思議
です。　
それ以上に、こんな映画が公開されて、マクドナルドは大丈夫なのか？　
映画会社は訴えられないのか？　　そっちの方が気になっちゃいます。


物語は、南カリフォルニアのハンバーガー店「マクドナルド」からスタート
します。始めたのは、マックとディックのマクドナルド兄弟。
だからマクドナルド・・・　のはずなんだけど・・・

おいしさをとことん大切にして、地元でも超人気のお店でした。


一方、売れないミキサーを売っていたしがないセールスマン　クロック。
いい製品なのに売れなくて、売れなくて、困っていたところに、大口注文が
舞い込んできました。

　「一体、どんな店が注文してくれたんだろう？」

と不思議に思い、イリノイからはるばるカリフォルニアまで車を飛ばして、
訪ねてみると、そこは　マクドナルド　でした。


お店のハンバーガー、食べてみて、あまりのおいしさにビックリ！

その魅力に取りつかれ、マクドナルド兄弟に頼みに、頼み込んで、共同
経営することに。



マクドナルド兄弟は、おいしさ、品質を大切にしていたのに、クロックは
効率、拡大、利益重視。



店舗のレイアウトも、いかに効率よくたくさんのハンバーガーを調理するか
を研究するため、テニスコートにチョークでお店のレイアウトを描いて、
実際にそこに人を配置して、模擬調理を繰り返し、効率よい店舗経営を
目指しました。




するとお店は大繁盛。
多店舗化が始まりますが、ここでクロックが暴走し、マクドナルド兄弟と
経営をめぐって、衝突。


結局、クロックがえげつない手を使って、お店を乗っ取ってしまいます。


はてさて、おそらく私のような普通の日本人だったら、マクドナルド兄弟の
肩を持つと思いますよ。

では、アメリカ人はどうでしょう？
そもそもこういう映画ができるってことは、クロックのような人物は
アメリカ人には英雄として映るんでしょうか？

なぜかトランプ大統領を連想してしまいました。


正直、私にとっては、ややあと味の悪い映画でした。
でも経営の勉強にはいいかも。


それにしても、ホント、よくこんな映画ができるよな～
アメリカって、すごい国だな～