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迷っていたけど、道をみつけた仲間を案内して、やおや へ行きました。
食事の最中、お母さんが語る話に耳を傾けるんですが、
「見えていないのは自分だけなんだよ」
というような話があって、迷える子羊への確かな道しるべになりました。
帰りに、
「奥さんに持って帰って」
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と立派な大根を授けてくれました。
おでんに使った残りですが、
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ご覧の通り、大根の中央部分だけがおでんとして供されるんです。
これをお土産にもらう度に、
「大根の両端部分は中央と比べ味が劣るからおでんに使えないんだ」
と思っていました。
それで今夜もつい、
「もったいなね」
と言ったら、
「根元の方であれば、味は変わらないんだけどね」
「え、味は一緒なの? じゃあなぜ使わないの?」
「根元の方は実がちょっと粗いから、(やおや流に)大根を
立てた状態でお客さんに出すと、真っすぐ立たないの。
私はそういうのが嫌いなの。
人によっては、
『こんな大きな大根出して、品がない』
って言うけど、やっぱりぴんとしてないとね」
というお母さんの矜持が許さないんでしょうね。
そしてこれが、やおやの名物の大根のおでんの秘密だったとは!
遠慮なく、頂戴し、帰宅して「やおやのお母さんからのプレゼントだよ」とツノ坊に
渡しました。
人生の道標、そして大根。
どちらもありがとう!
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