元日の恒例行事

午前０時が近づいて来たので、

　「さあ、初詣に行くぞ！」　
と声を掛けたが、普段は雨にも負けず、風にも負けず、マネージャー
仕事に精を出しているひとみが、

　「私寝る」　

と早々に脱落してしまったので、ツノ坊、光と三人で、近所の山田
天満宮に初詣に出かけました。　

去年も出かけたけど、今年はもっとすごいことになっていた。
すごい人出！　 一体どうしちゃったんだろう？　
暇な人が多いのか？

とにかくお祈りをする人の行列ができていて、それが去年の比じゃ
ないんです。最後尾につこうと、列をたどっていくと、延々と延びて
いる。　　　で、

　「もうやめよう」

と本殿での参拝をあきらめ、脇にある小さなお社でお参りして、
おしまいにしました。

これには伏線があって、２年前の元日、ひとみの高校受験の合格
祈願をと、千種区の上野天満宮に家族で出かけた時のことです。
これこそすごい人で、参拝の列が神社の外周を取り囲むように
とぐろを巻いているんです。　これじゃとても待てないと俄か家族
会議をその場で持ち、正規の列をなしてお参りしている人たちを
横目に、本殿の脇、斜め前から、お賽銭も出さずに、
合格祈願したんです。　

　「これじゃ、合格しないかもね」

と家族で笑いながら帰宅したんですが、その後ひとみは無事合格！

この経験から、我が家では、

　「お参りは、本殿に正対しなくても、またお賽銭を投げなくても、
　　気持ちが一番！」　

が定説になっているからです。


夕方から、二人の弟家族がやって来て、父も含めて一緒に食事。
これも恒例です。　

ところがすぐ下の弟は、年末からの腰痛が悪化し、自宅待機。　
嫁さんと息子二人だけでした。

それぞれの家庭が少しずつ料理を持ち寄って、みんなでそれぞれの
家庭の味をみんなでお相伴します。　



年に数回しかこういう機会はないけれど、いろんな話ができて、
楽しいひと時なんです。
母が元気で、一緒だったら・・・　　といつも思います。