
10日ほど前にソフトブレーンの宋さんの講演を聞きました。
講演の後に、質疑応答の時間があったので、
「中国人は、日本企業、日本製品を高く評価しているということですが、
根本的には日本人への偏見は無くなっていないのでしょうか?」
と尋ねました。これに対して宋山さんは、
「私も日本でビジネスをする際、いろんな偏見を感じることがあります。
一般論として、レベルの低い人ほど、偏見も大きいのではないでしょうか。
いずれにしても、日本人と付き合ったことの無い人は、教えられたことで
しか判断できません。信じるしかないのです。
でも一度でも日本や日本人と触れれば、誤解だと分かるんです。
また日本はひとつの国で、日本民族が住んでいる国ですが、中国はひとつ
じゃありません。でも中国はひとつではないし、中国民族というものは
存在しません。だから日本と中国を比較しても、意味がありません」
で、
「質問した人には、私の本をプレゼントします」
ということで、今日、そのプレゼントが届きました。
宋さんは、こうも言いました。
「日本人は、ブラントというと技術とか品質だと考えます。
でもこれは教えればできるものであって、ブランドではありません。
ブランドとは、発想、知恵、信用、サービスであって、中国人は
日本のブランドを高く評価しています。
例えば、中国人の旅行者が日本に来て、最も感動するのが、日本人の
サービスです。
旅館に泊まって、部屋にあった歯ブラシやシャンプーをちゃっかり
失敬しておいて、旅館の人に、
『歯ブラシ、シャンプーが備わっていない』
とクレームを付けると、日本人は誰も疑わずに、すぐに新しいものを
持って来る。人を疑わない日本人。これに中国人は感激するのです。
同じことを中国でやったら、
『お前が盗んだんだろう』
と逆に文句を言われます。
これを知ると、中国人は二度とウソを言わなくなります。
日本のサービスが中国を変えます。
中国では、これから日本企業の時代です」
日本を熟知しつつ、かつ外からの視点で日本を見てくれるという点で、宋さんの話は
何かを気づかせてくれます。
プレゼントの本も楽しませてもらいます。
ありがとうございました。
それに伴い、営業支援システムをソフトブレーン社のeセールスマネージャーに変える予定です。
それで、宋文洲さんの「やっぱり変だよ 日本の営業」を読み始めたところです。
IT武装も、ISOちゃんの所のような風土改革が土台にないと形ばかりになってしまいますが・・・。
「やっぱり変だよ 日本の営業」もちろん私も読みました。
わが社も、ソフトブレーンが言うようには使えていま
せん。
ただそれなりには使っています。
なかなかデータとして活用するまでには至りません。
そういう管理はわが社のビジネスではちょっと無理かも
しれないからです。
また使い始めたら、いろいろ情報交換お願いします。