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月曜の日経の朝刊の記事です。
横書きのメインの見出しに目が留まりました。
次いで、縦書きのサブの見出しの270と3という社数は何だろうと考えました。
みなさん、270社と3社、何だか分かります?
流通の話なので、3社は何となく分かりますね。 そう、コンビニのセブン、ファミマ、
ローソンの大手3社です。 じゃあ270社は? こちらは全国のスーパーマーケットの
社数だそうです。270社もあるんですね。
コンビニも、元をたどれば、全国制覇を目指した大手スーパーから生まれ、同じDNAを
持って全国制覇を競ってきたと言うのが正しいのかもしれません。
でも今だに地場の中小スーパーは数多く存在するんですね。
あのイオンが経営するマックスバリューでさえ、「約(?)15の地域法人に分かれて
いる」そうです。
「川一本挟んだだけで、味噌やしょうゆの味や色が異なる。」
実際、先日三重県の話が取り上げられていたテレビのドキュメンタリー番組でも、主人公が
「この川を挟んで、向こう側は白味噌、こちら側は赤味噌」
って紹介してました。
全国同質化し、寡占化を実現したけど、激しい競争にさらされるコンビニ業界と、地域
多様性を温存し、数多くの企業が残っていながら、主要都市部以外では棲み分けができて
いるスーパー業界。
「資本と競争の論理とは一線を画し、地域社会を守るところに存在価値が宿るはず」
こういうスーパーにはぜひ頑張って欲しい。
そう思っていて、昔、スコラさんの経営者アカデミーでご一緒した広島の三和ストアーさんを
思い出しました。 どうしてるかなと思い、ググってみたら・・・
2019年(平成31年)3月15日をもって全店舗を閉店。
一部店舗はフジの子会社フジマートに譲渡された。
その後、2020年8月13日に特別清算開始決定を受けた。
とあり、ちょっとショックでした。
果たして、寡占に勝者はいるのか、いないのか?
中小企業の経営者としては、寡占市場であっても、その中で違いをつくってつなげ、長期
利益を実現する地場のスーパーに頑張って欲しい。
コンビニやスーパー市場は分かりませんが、段ボールで言えば、寡占化は買う方にとっても“良し”では無い、と思っています。
地場企業、本当に頑張って欲しいです。
実際、社数的にも段ボール業界と似た話
ですね。
どんな軸で大手と自社を差別化するのか?
ここが思案のしどころですね。