そう来るか！

第７期戦略ストーリー化ミーティングの ８回目のことです。


前回の宿題だった、お客様への価値をどう伝えるか？　についての発表があったん
ですが、それに対してイマイチだな～と感じたので、私があるアイデアを披露した
ところ、今回の招待参加者だったＴくんが、

　「なるほど　いいアイデアだと思います」

みたいなことを言ったんです。

私は、私のアイデアへ賛同するだけでなく、それに自分の考えをかぶせたアイデアを
出すなり、私のアイデアが引き金になって、もっと違う角度からのアイデアを
聞かせてほしかったのに、妙に納得しちゃうんで、つい、

　「こんなことですぐ納得するなら、
　　自分で気付いてくれよ！」

とＴくんだけでなく全員に投げ掛けました。

するとＴくん、間髪入れずに、

　「じゃあ英之さんは、なんでそんなことに
　　気付くんですか？！」

と反問してくるんです。

一同、

　「オ、オーっ！」

そう来るか！　　私も一瞬ひるんだけど、すぐ、

　「そりゃ～、いつも考えてるからだよ」


みんなはどう感じたか分からないけど、このやり取り、私はとても楽しかった。
Ｔくんの反問、とてもうれしかった。

だって仮にも私、社長ですよ。
たとえ「おかしい」と思っても、当の社長に向かって、大勢の前で反問してくれる
人ってそうそういないと思いますよ。

だから、それがたとえＴくんひとりだけであったとしても、そういう風に言い、
言われる関係を社員と持てていることがとても幸せです。

Ｔくん、改めてお礼を言います。　ありがとう！


さてせっかくだからＴくんの反問に対する私の答えを補足します：

　　いつも考えているけど、それだけじゃ思い浮かばないことも多い。
　　でもこうやってみんなの意見を聞き、議論している内に、突然、
　　パッと思い浮かぶこともとても多い。

だからＳＳＭを延々と１０年近く続けているんです。


ただ、私としては、もっと、もっと、ガチンコ勝負の議論がしたい。
自分の発想をグッと高めてくれるような考えを聞きたい。
タフな対話のパートナーがもっと、もっと社内で育って欲しい。

そのためのＳＳＭでもあるから。
そのためにもたとえ確信できないことでも、どんどん声に出して欲しい。
たま～にしか発言せず、その発言がみんなから賛成されないとショックが大きいと
思うよ。だから何でもドンドン発言すればいい。そうすれば賛同が得られないのも
慣れてくるかも　笑

少なくとも「参加したい」とレポート提出してきて、選抜されたメンバーだから。
そんなことでヘコたれてちゃ、選ばれなかったメンバーに申し訳ないぞ！


昨日のミーティングでも、私が刺激をもらった発言がいくつかあった。
これがあるから『対話』は止められないんだよな～