磯輪日記

世界の段ボールビトを幸せに!
自分と自分の愛する家族の幸せのために働ける
世界一社風のいい会社を目指しています。

なるほど日本一!!

2012年08月27日 22時42分33秒 | オフ・タイム

花火は人を感動させるんですね。
日本一と言われる大曲の花火大会を観て、初めて分かりました。


その感動を伝えよう。

花火を見た直後から、一刻も早くこの感動をブログをいつも読んで
いてくれるみなさんに伝えようと思っていたんですが、花火の夜と
昨夜、連泊した宿は秋田県の北東部の山深いところに位置する
隠れ家的旅館 『はなやの森』。携帯がつながるのは、フロントの
付近でそれもdocomoだけ。部屋では一切無理。

 「auやソフトバンクは、10kmくらい行かないと
  つながりませんので」

おお、ブログ書きの私にとっては何とも厳しい条件の宿です。

だから一日を終えて、宿に戻って、温泉につかってひと休み
した後、おもむろに

 「さて、今日は何を書こうかな」

というわけにはいかないんですね。


花火の日は、秋田から大曲に向かうバスの中で書きました。

昨日に至ってはもう最悪!
角館観光中に、オシャレなカフェでブログを書こうと思って
いたのに、あっという間に時間が経ってしまい、宿の夕食の
時間に間に合わないことに。
慌ててツノ坊が旅館に電話して、お詫びをする傍で、私は
車の中でiPhoneから昨日のあの超短い日記?をアップ。
だって急いで宿に向かって車を走らせようものなら、すぐに
『圏外』になってしまい、また宿とは反対方向には知らないと
ブログに1日穴が空いちゃうことになりますから。


今日は名古屋に戻ったので、安心してブログが書けます。
考えてみると、こうして毎日元気でブログが書けるっていう
ことは、本当に幸せなことですね。

その幸せに感謝しつつ、今日も元気にブログを更新します。


前置きはこれくらいにして、さて本題の大曲の花火です。

夕方6時50分から始まるこの花火大会。
金曜の夜泊まった秋田駅前から大曲までは車で1時間も掛から
ない距離ですが、トヨタカローラ秋田さんが仕立てた大型バスが
ホテルに迎えに来たのは、昼の2時40分。
ちなみにトヨタカローラ秋田さんが手配した大型バスは3台、
招待客は合計140名だそうです。

このバスに乗って、大曲に向かうと、早速渋滞に。。。
それもそのはず、秋田では前夜からテレビやラジオで、花火の
渋滞情報がひっきりなしに流れます。
大曲に入ると、道という道には車の行列が。。。

それでも予定よりやや早めの4時ごろ、トヨタカローラ秋田さんの
大仙市店に到着しました。



ここで30分ほど休憩を兼ねて、クッション、タオル、ウェット
ティッシュなどの花火観賞グッズの入ったナップザックが配給
されると同時に各種の注意事項が伝達されました。

この中で最も大事なのがトイレに関する事項です。

 「みなさんのお席は桟敷席で、桟敷席には専用の
  トイレがありますから、まだいいのですが、
  それでも集中する時間帯にはかなりの行列が
  できます。そうとう余裕のある内に行列に
  並んで準備して下さい。ギリギリになって
  トイレに向かったら、間に合いません 

  トイレ内には照明も付いていますが、8時を
  過ぎるとバッテリーが切れて、点きません。
  こちらで懐中電灯を用意していますので、
  それを持って列に並んで下さい」




前の晩、楽しく夕食をご一緒した東京から参加のS社長ご夫妻、
トヨタカローラ秋田の阿部さん、ツノ坊で、出発前に、まだ冷静な
内に記念撮影しました。


さて4時半。いよいよ会場へ出発です。
でもここからは徒歩。いわば第二の出発です。
ここから観覧する桟敷まで30分歩きます。

なぜそんなに歩くのでしょうか?

 「車だと渋滞で進まないから!」

 「車両通行禁止だから」

ブブー。いずれも違います。もう少し先まで車で行くことは可能だし、
意外に近くになると車は空いているんです。それでも徒歩で30分も
歩くのは、帰りのことを考えてなんです。
近くまで行くと、帰り、真夜中過ぎまで大曲から抜け出すことができ
なくなるんだそうです。徒歩30分というのは、頑張って歩けて、
かつ帰りスムーズに車で大曲を脱出できるギリギリのラインなんです。
ここら当たりがトヨタカローラ秋田さんの花火ノウハウなんでしょうね。

ここから先は車は少ないんですが、逆に人はドンドン増えてきます。
会場までの行軍中に、迷子のメンバーが出ないように、バスごとに
先導の社員さんが、



バスの号車の入ったプラカードを高々と掲げてくれています。
みんな、そのプラカードに続いて歩きます。




道中で面白いものをいくつも発見しました。



自前の桟敷席から観賞しようとする人たち。
間違いなく、耐震強度の計算は無視でしょうね。


いろんな屋台がありますが、2年連続B級グルメグランプリに輝いた
横手焼きそばはもちろん、



イワナの炭火焼まで 
名古屋じゃこんな屋台には絶対にお目にかかれません。




バス停も花火です。


最初はみんな元気よく歩き始めたんですが、30分という距離、
そして猛烈な暑さ、西日で、徐々にみなさん口数が減っていきました。

しかしいよいよ川原の堤防が見えました。堤防を登りながら、何気なく
後ろを振り返って、ビックリ 



何でしょう、この人の行列。驚いて、写真を撮っていたら、トヨタ
カローラ秋田の伊藤社長が、

 「磯輪さん、そんなんで驚いてちゃダメだよ。
  こっちを見てご覧」

というので、堤防に上がって、川原の方を見たら・・・


ここで私からのお願いです。
次からの写真は、会場のすごさをできるだけ伝わるように特殊効果を
施してあるので、みなさん、首を右に90度傾けてパソコンの画面を見て
下さいね。

ではどうぞ 










どうです、この光景。
我々の席は、花火会場のど真ん中の桟敷席の最後方という最高のポジ
ションです。

こんなに大勢の人が一箇所に集まっているところを見たのは初めて
でした。イスラムのメッカの巡礼でもこうは集まらないんじゃない
でしょうか?

一体何人いると思います?
この写真を撮ったのは、5時過ぎです。この後、花火打ち上げ開始の
6時50分までまだまだ増え続けました。
人口は4万人の大曲に、今年は76万人が集まったそうです。

先日東京であったロンドンオリンピックのメダリストのパレードでも
50万人ですよ。それよりも30万人近く多くの人が、これだけ狭い
(というか広いというか?)川原に集まるんです。

伝説となったウッドストックのコンサートでもここまでではないで
しょう。
この人の集まりを見ただけでも、大曲に来た甲斐がありました。




伊藤社長、声を掛けて下さって、本当にありがとうございました。




そして陽が沈み、空が茜色に染まり、そして夜の帳がおりました。
いよいよ第86回 全国花火競技大会のスタートです。

全国から選び抜かれた28人の花火師の日本一の栄誉を賭けての
真剣勝負。

 「世界で最も質の高い花火が打ち上げられる、花火師の
  情熱とプライドをかけた由緒ある花火競技大会」

だからこそ大曲の花火は日本一と言われるのです。

勝負は、昼花火部門、伝統的な10号割物2発部門(いわゆる
大玉の単発の打ち上げ花火です。アイススケートで言えば『規定』
だそうです)、そしてBGMの伴奏付きのオリジナリティを競う
創造花火部門(スケートの『フリー』です)の3部門で競い合い
ます。

私の苦心の作品でその雰囲気のほんの一部を味わって下さい。










そしてその途中、途中に、スポンサー付きの超大型スターマインが
あり、さらにメインエベントとして幅500mの会場すべての位置
から打ち上げられる大会提供花火。

そしてフィナーレは10号割物30連発の大スターマイン、
エンディングは花火師全員の見送りトーチと観客からのお礼の
ペンライトを、川を挟んで両岸から振り合いした。


昼花火が始まったのが5時で、エンディングは9時半の予定が10時
くらいまで。全編5時間という壮大な宴。

私が最高に感動したのは、やはりメインエベントの大会提供花火
でした。
そのクライマックスでは、自分の視界すべてで花火が爆発していて、
それが私めがけて飛んでくるので、

 「スターウォーズの宇宙船に乗って、宇宙の時空をワープ
  するって、こんなかな・・・」

と思いをめぐらしました。

またあまりの、そして連続する花火の発射音、炸裂音に、着ている
シャツやパンツがビリビリ振動するというのも始めての体験でした。


私たちと同じように、初めて大曲に来た人たちが、

 「世の中にはこういうものもあるのかと初めて
  知りました」

 「感動して、観ていて涙が流れました」

と、入れ替わり立ち代り伊藤社長に感動と感謝の気持ちを伝えて
いました。


伊藤社長曰く、

 「私は大好きな秋田を一人でも多くの方に知って
  頂きたいだけなんです。
  だからぜひ帰ったら、

   『大曲の花火はすごかった~』

  とお友だち、知り合いにPRして下さい」


私も、ほぼ花火大会と同じくらいの、いやそれ以上の時間をかけて書いた
この超・長文のブログで私の感想を多くの『磯輪日記』の読者のみなさんに
伝えることで、伊藤社長に格別の感謝の意を表するとともに、少しでもその
ご恩に報えればと思います。


こんなにすてきな機会を私とツノ坊に与えて下さり、本当に、本当に
ありがとうございました。心からお礼申し上げます。

また私たちを、心を込めてもてなして下さったトヨタカローラ秋田の
みなさん、そして特に秋田トヨペット大曲店のみなさん、暑い中、
もったいないほどのおもてなしに、深く感謝致します。
みなさんの献身的なおもてなしは一生忘れません。


最高の夏休みでした。   



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6 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
すごい~! (笹原英雄)
2012-08-28 09:32:07
磯輪さん、お早う御座います。
磯輪さん、今回のブログは、力作ですね。 この花火大会の素晴らしさを伝えたい思いが、ひしひしと伝わってきました。 又、カローラ秋田さんの、行き届いた心づかいが、素晴らしいですね。 さすが、販売店さんならではのお客様目線ですね。 
我々製造業も見習わなければいけませんね。
それと、会場の写真、すごいアイデアですね、うまくつながっていて、とても臨場感がありそのすごさが良く分かりました。
はなびの写真もとても綺麗ですね、是非一度言ってみたいと思いました!
毎日ブログを楽しみにしております。 これからも頑張って下さい。
返信する
テレビで見ていました (りつ)
2012-08-28 18:01:42
中継していたのを見ていました。
参加している花火師はやはり地元周辺が多かった中、愛知県と静岡県の業者もありました。

まさかあの花火の下に磯輪ご夫妻がいらしたとは

一番下の写真の花火(何度かこういうデザインのがありました)気に入ったデザインでした。
大会提供花火はテレビでもすごい迫力でしたから直に体感したらさぞ素晴らしいことでしょうね。

花火も桁外れですがそれを見上げる人の数も桁外れですね!
縦型パノラマ写真、面白いです
返信する
私なりの恩返し (磯輪)
2012-08-29 08:57:35
 笹原さん

このブログは、今回の歓待への私なりの恩返しの
つもりです。
これを本来は花火の翌日に書きたかったのですが、
どうしても無理でした。これを書き上げるまで、
ずっと心に引っ掛かっていましたが、書き上げて
何だかスッとしました。
これからも大曲の花火の良さを伝えていきます。
返信する
とにかく難しい (磯輪)
2012-08-29 09:04:31
 りつさん

テレビで見ても、76万人分の2人ですから、発見
できませんね 笑


地元秋田は昔から花火が有名だったこともありますが、多いのは長野、山梨、茨城が多いです。
指摘の通り、静岡も3社、愛知は何と春日井からの
参加で、社名も磯谷煙火店。親戚の様な気がして、
応援してました。なかなかよかったですよ。

花火を写真で撮るのは本当に難しいですね。
途中から動画に切り替えました。笑
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見たいけど無理i (hiroko-daido-)
2012-08-29 16:15:36
花火のお写真トッテモよく撮れていました。何時ものカメラでお撮りになられました?
ツノ坊様本当にお疲れ様でした。
有名な花火は見るのに相当なエネルギーがいるんですね。私は大丈夫でも主人はお手洗い近いからとっても無理と知りました。
勢いで少しでも体力あるうちですですね。
きれいな花火見たさに人間ってすご~いすご~いびっくり”温泉も風情あるお宿で素敵な休日で・・
ブラボー日本ですから確かに近いです。一度源泉かけ流しトライしてみます。
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いいです (磯輪)
2012-08-30 21:40:58
 hiroko-daido-さん

花火はいつものカメラで撮りました。

確かにあれだけの花火を見るのは、エネルギーが
要ることが、その場に行って初めて理解できました。
若い内に行くのがいいです。
でもhirokoさんは若いですから、大丈夫ですよ。
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