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プレイバック・アメリカ出張です。
アメリカからの帰りはフェニックスからシアトルにまず飛び、そこで成田行きに
乗り継ぎでした。
帰りは往きよりもっと乗り継ぎが厳しく、1時間しかありません。
往きが往きだったので、帰りも相当気にしていたんですが、運良く、10分くらい
早くシアトルに着きました。
ラッキー! 帰りはセキュリティも何もないので、これで
大丈夫
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ほっと安心しつつ、乗った飛行機は到着ゲートに向けて、地上を滑走していました。
ゲートがもう目の前・・・ っと、突然、飛行機が止まってしまいました。
なかなか動きません。 早着した10分はアッという間に消化してしまい、
それでもまだ止まったまま・・・
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しばらくすると機長のアナウンスが:
「当機が到着予定していたゲートを先に利用した機が
エンジン不調で動けなくなってしまい、ゲートに駐機
したままのため、我々がゲートに入れません。
したがってこのまましばらく待機しますが、場合によって
30分くらい掛るかもしれません」
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そんなこと言ってる間に搭乗時刻になりました。しかしまだ動きません。
フライトアテンダントにその旨伝えたら、
「乗り継ぎ便もデルタなので、まだ大丈夫。
成田行きのゲートは〇〇番だから、移動にはそんなに
時間は掛らないから」
そう聞いてからも、飛行機は停止したままでしたが、そのうちやっと
動き出しました。
「よし!」
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と思ったら、ゲートを横目に、大きく右方向へUターン、そしてこれまで
止まっていた場所よりさらにゲートから離れた場所に再び駐機。
「いつまでも従来の場所に止まっていると、他の飛行機の
邪魔になるので、迷惑が掛からない場所へ移動しました」
何じゃ、それ!
「シアトルから乗り継ぎのお客様はお知らせください」
とアナウンスが流れると、続々と乗客が前方へやって来ます。
中には、私と同じ成田行きの人も数人いました。
でも、誰も言われることは同じ。
「あなたの乗り継ぎ便のゲートは〇〇番です。
ただ機内では乗り継ぎが間に合うかどうかについては
何も分からないので、降りてから、地上のスタッフに
尋ねてください」
「・・・」
こんなことなら、申し出ても、何のプラスにもならない。
それにしても、もうダメです。
だってもう出発時刻ですから・・・
諦めて、
「この後の手続きが大変だな~
明日たのフライトに乗れるんだろうか?
今夜のホテルはどこになるんだろう?
今日の午後はどうしよう・・・?」
とすぐ考えてしまうので、
「いや、いや、すぐに諦めるけど、まだ決まった
訳じゃない。最後まで諦めちゃいけない」
と自分に言い聞かせていたら、突然、飛行機が動き出しました。
そして最初に予定していたのとは別のゲートではありますが、とにかく
ゲートに到着。 結局、シアトル空港の滑走路にタッチダウンしてから
1時間以上経過していて、成田便の出発時刻は過ぎています。
それでも諦めず、ドアが開くのを待って、真っ先に飛び出し、出たところの
カウンターの係員に、
" Narita! Still ok? "
と尋ねたら、
" Yes! Go to the gate! "
" Yes? "
" Yes! "
と言われ、「やった!」と思ったけど、でもまだ心配です。
とにかく少しでも早くゲートに到着しなきゃ。
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で、往きのロス空港の時と同じように、また、また、走る、走る!
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走りながら、
「どうしていつもこうなっちゃんだろう・・・?」
でも、今はとりあえず、走る、走る!
ゲートが近付いてきました。
どうなんだろう?
まだ本当に大丈夫なんだろうか・・・?
あれ、まだゲートの辺りに人がいるぞ!
で、ゲートについて、息も絶え絶えで、係員に搭乗券を見せると・・・
間に合った! それどころか、
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「もう少し待ってください」
頭上のモニターを見ると、出発時刻が1時間ほど遅くなっているじゃないですか!
それならそう教えてよ。
やれ、やれ。本当にやれ、やれ。
この時の教訓。「最後まで諦めちゃいけない」
その後、搭乗開始のアナウンスで、飛行機に乗り込んだら、もうほとんどの
乗客はすでに座席についていました。
もう飛ぶ寸前だったんですね。それを我々の便が遅れたので、それ以外の
乗客を乗せたまま、離陸を遅らせたんです。
1時間、飛行機の中で離陸を待たされるのは大変だけど、それでもヒヤヒヤ、
ハラハラして、その後走らされて、心臓ドキドキ よりはまだマシだよね。
息も、帰りも、空港内を走り回って、体力が付いたのか、寿命が縮んだのか?
本当にしんどかったです。
きっとこのせいで、帰国後もしばらく体調が悪かったんだ・・・
思い出すだけでも、またしんどくなりそう。
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