磯輪日記

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『八甲田山』

2014年12月17日 21時01分21秒 | I LOVE シネマ・ドラマ

強烈な寒波に襲われている日本列島。

そんな超寒~い日にもかかわらず、それ以上に寒~い映画を見ました。


高倉健さんシリーズの『八甲田山』。
1週間前の土曜日にTUTAYAでレンタルしてきたんですが、見る暇が無く、
気付いたら返却日・・・

大慌てで見ることに。


そもそも八甲田山でなぜ軍隊が遭難したのか。その史実も知らず、DVD観賞に
臨みました。

そして勉強しました。
日露戦争をひかえ、戦争の準備は整った日本。ただ一点の懸念は、満州の厳寒
でした。

それに備えるため、陸軍が考えたのが、厳冬の八甲田山を縦走するという
雪中行軍訓練。


なんせ1977年、つまりもう40年近く前の映画なので、画像がすごく
悪いんです。そこへきて、猛吹雪の中の昼夜を問わずの行軍訓練だから、
場面そのものも暗い。古い映画のあまり良くない画質での暗い場面です
から、今、映っているのは、高倉健さんなのか北大路欣也さんなのか、
それすらよく分からないほど、暗い映画・・・ 笑

        

場面のほとんどは猛吹雪です。
見てるだけでも寒くなるような映画なのに、寒い夜で、まだ石油ファン
ヒーターを出していなかったので、毛布に包まり、寒い、寒いといいながら、
寒い映画を見たので、本当に疲れました。ぐったりでした。


日本陸軍の組織のまずさが、訓練に参加した210名の内199名が死亡
するという世界の登山史上最悪の遭難事故につながりました。


      

高倉健さんは気に入った映画を選んで出演していたそうです。それも
1作ずつ。かつ1作撮っては数年休むというペースです。

この『八甲田山』は撮影に3年ほど掛かったので、この間は『八甲田山』
一本しか仕事を取らず、さすがの高倉健さんも生活が苦しくなって、乗って
いたベンツやマンションを売って、撮影に臨み続けたというエピソードが、
健さんが亡くなった時に紹介されていました。

そういう実生活の苦しさも、作品中の健さんの悲壮さにつながっていたの
かもしれませんね。


返却日の翌朝の日曜の朝、店がオープンする前に、返却ポストに投函して、
何とか延滞料金を免れたギリギリセーフの返却でした。



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5 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
人に対する思い (無名)
2014-12-18 10:26:47
こんにちは。

何年も前に見た映画なので、記憶も曖昧で恐縮ですが
高倉健さんの部隊が、道案内してくれた女性に対し
全隊員で敬礼をした場面が心に残っています。
敬礼をされた女性の表情(驚きと喜び)も良かったんですが
厳しい中、道案内をしてくれた女性に対する敬意。
ここを見るだけでも価値ある映画だと思いました。
(書き出すと長くなりそうなので止めときます)
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あの女性は (磯輪)
2014-12-18 21:19:24
 無名さん

あの女性は、若き日の秋吉久美子でしたよ。

敬礼された彼女は本当にびっくりしてましたね。

道案内に対する両隊の姿勢も大きく違い、それが行軍の
成否につながったと思います。
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研修材料 (Kevin)
2014-12-19 10:17:26
フェイブックで早川もコメントしていますが、産能大学の研修でこの小説を題材に議論したことを懐かしく思い出しました。
何故、一方は助かり、もう一方の舞台は多大な遭難者を出したのかという要因分析です。
それにしても健さんの死は残念です。
男の中の男。憧れでもあり、目標でもありました。
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誤字 (Kevin)
2014-12-19 10:19:33
部隊がいつの間にか舞台に変換されていました。
失礼しました。
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興味深いです (磯輪)
2014-12-21 21:31:41
 kevinさん

きっと興味深い研修だったでしょうね。
いろんな要因があり、いろんな視点がありますね。
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