ディーナーも重要

展示会って、世界中からお客様がやって来ます。
アメリカだけでも十分広いのに、それに加えて、南米や、アジアなどからも来場
されます。

本来であれば、こちらから出向かなきゃいけないところを、お客様がやって来て
下さる。展示会がますますショー化して、実際の商談の場ではなくなってきては
いるというものの、お客様との接触を持つという意味では、価値が大きいのです。


そこで大事なのがディナーです。
昼間、展示会のブースで会うだけでなく、夜、一緒にテーブルを囲んで、ワイワイ
ガヤガヤ語り合いつつ、美味しい食事を楽しむ。そして日頃のご愛顧に感謝の意を
表し、さらに親睦を深める。

でも実際には、私にとっては、アメリカの食事のヴォリュームは多過ぎて、味も
単純なのであまり楽しめません。 あまりの量の多さに、それもいろんな品が少し
ずつ何種類も出てくる日本料理とは違って、一品がドカンとですから、もう
それを見ただけでゲンナリしてしまいます。

またアメリカのレストランはうるさいんです。
とにかく誰もが大きな声で話し合っているので、それは賑やかなんです。
その中で、相手の英語を聞き取るのは非常に難しいし、疲れます。




でも、この日のディナーは違いました。
本当に楽しいディナーでした。

いくつか理由がありますが、まずはこれまで何度も会っているとても親しいお客様が
ご一緒だったこと。また初めて会ったお客様も、急速にＩＳＯＷＡファンになって
頂いていて、ＩＳＯＷＡの良さを一生懸命私に聞かせて下さるから、こちらもどんどん
身が入っていきます。全員が信頼で結ばれている。そしてお客様たちもファミリー
ビジネスのオーナーであること。 アメリカでビジネスをしていると、ファミリー
ビジネスが日本よりはるかに高く評価されている気がします。みなさん、誇りを
持っていて、ＩＳＯＷＡが創業９６年で、私が3世代目、今回同行している光を見ると、
「 4th generation!」と驚かれます。

若い頃は、同族企業であることがすごく引け目に感じていました。そもそも言葉の
響も、閉鎖的な感じがして、良くないですよね。 でもファミリービジネスなんです。
そして「ファミリー」という言葉をどう定義するかだと思うんです。社員が家族。
そういうつもりで経営しているから、ファミリービジネス。 これなら私の経営を
表現するのに、これ以上ピッタリの表現はないんじゃないでしょうか。


もちろん日本からご案内しているお客様ともディナーをご一緒しました。



ほぼみなさん、ファミリービジネスのオーナーばかりです。
こちらも楽しい晩餐でした。