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こうして始まった、毎週火曜日の ISOWA初のオフサイトミーティング。
当初は、定時後ミーティング という名前で呼ばれていました。
誰でも参加自由で、最大一度に30名が集まる。スポット参加も歓迎だったので、延べで50‐60人、
いろんな社員が入れ代わり立ち代わり参加していました。そこにスコラさんがプロセスデザイナー
という形で同席。
私も参加したかった。本当に参加したかった。でも私が出ると、私がやりたい方向に誘導して
しまい、自主的活動ではなくなり、結果、これまで失敗してきたことの繰り返しになるので、
ここはじっと我慢して、金は出しても、口は出さない、スポンサーに徹することに。
気楽に真面目な話をする場でしたが、話し始めると、出るのは圧倒的に会社への不平、不満ばかり
だったようです。 これが3‐4カ月延々と続きました。
ただ、今から思うと、よくそんな活動に対して、口を出さずに金だけ出す善良なスポンサーを
続けましたよね。 そこは、自分でもよく我慢したと思います。
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しかし我慢した甲斐がありました。
愚痴を言うだけで、何も変わらないことに嫌気がさした8人のコアなメンバーが、
「何か始めたいよね」
ということになりました。
そして2002年6月、彼ら8人はチーム名を『リノベーション』と決め、自分たちの生活向上、
そのための会社の生き残りのために、まずは現状を自分たちで把握しようと活動を開始
しました。
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この一連の活動は、のち、2009年、『会社の文句を言う会』として日経ビジネスに紹介される
ことに。
メディアの力はスゴイですね。
この日経ビジネスの記事がきっかけで、会社見学の依頼が、全国から舞い込むようになり
ました。
中には、雑誌の写真でいちばん左に写っているSくんが手にした電動ドリルのメーカーさんが、
「ウチの工具を手に日経ビジネスに登場してくださり、ありがとう
ございました。こんなことは絶対にありません。
上司から『お前、この記事読んだか? すぐお礼に行ってこい!』
って言われて、やって参りました」
と東京から菓子折りを持って、訪ねてきてくれた方もいました(笑)
こうして『会社の文句を言う会』はISOWAのレジェンドとなりました。
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