磯輪日記

世界の段ボールビトを幸せに!
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世界一社風のいい会社を目指しています。

謎のカップル

2019年02月27日 20時30分01秒 | オフ・タイム

顔にモザイクがかかった女性と高齢な男性という謎のカップル。

週末に観梅に出掛けた知多の佐布里の後、偶然食事をした岡田という町

この岡田という町には古い街並みが残っているということを、現地で知りました。

ちょうど、

    

この日は街並みを歩くスタンプラリーのイベント当日で、

 「ボランティアが無料で町案内しますよ」

と声掛けてもらったので、お願いすることにしました。


    

最初に現れたのが なまこ壁の背の高い蔵です。
この岡田という町は、平地が無く、坂ばかりなので、昔から農業で生計を立てる
ことができない代わりに、綿織物産業が盛んだったそうです。
最盛期には3,000人もの女工さんが『知多木綿』を編んでいて、彼女たちの娯楽と
して芝居小屋まであるほど、それは、それは賑わっていたそうな。

つまりこの蔵は木綿倉庫。壁が何だか黒ずんでるでしょ。
太平洋戦争中、当地は空襲されることが無かったので、古い街並みが残っているん
ですが、名古屋に向かうB29の通り道だったので、倉庫の白壁もカモフラージュの
ため黒く塗っていたそうで、そのなごりが見えました。




続いて、明治時代にできた郵便局。



入口のひさし屋根のてっぺんには、『〒』のマークが入った鬼瓦が鎮座して
ました。

明治の姿をそのままに残していて、愛知県内では最も古い郵便局舎ですが、
何と現在も郵便局として営業してるんですよ。 すごいですね~




郵便局から少し歩をすすめると、道の両側に風情のある建物が出てきました。
左側は木綿問屋の長屋。丁稚さんたちの寮だったそうです。
右奥には先ほどの郵便局が見えます。


続いてトップ画像。
ボランティアガイドさんとツノ坊のツーショットですが、シャッターを押した
瞬間、突風が吹いて、ツノ坊の御髪が猛烈に乱れたので、本人の名誉のため
モザイク加工させて頂きました。
バックに写っているのは、豊田佐吉と並ぶ自動織機の発明家 竹内虎王の自宅。
趣きある佇まいです。




岡田の町の屋根のところどころには、商売繁盛を願って 鍾馗(しょうき)様が。




お堀のような川に囲まれた慈雲寺。川にかかる石橋を渡って参拝するんです。
こんなレイアウトのお寺、初めてです。


一番圧倒されたのが、

    

岡田神明社。1600年代に建立された歴史ある神社ですが、昭和32年、伊勢神宮が
遷宮された時の旧神殿の古材を頂いて、造られた本殿。

 「こんな何でもない田舎に、こんなに立派な神社が
  あるのか!」

それは、それは見事な神殿です。 




手水舎からして、この立派さですから!


2時間くらい掛けて、ガイドさんに案内してもらい、

    

最後に観光協会に立ち寄って、スタンプラリーのお土産まで頂戴しました。


これまでまったく知らず、偶然、立ち寄った 岡田という街。
名古屋から1時間弱で、こんなにすばらしい町があるんですよ。


そんな感想をガイドさんに伝えたら、

 「もしSNSとかやってたら、ぜひPRしてください」

とお願いされたので、もう 岡田親善大使になったつもりで大々的にPRします。



ぜひみなさん、知多市岡田の町へ出掛けて、散策してみて下さい。
タイムスリップしたみたいな気持ちになりますよ。



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