磯輪日記

世界の段ボールビトを幸せに!
自分と自分の愛する家族の幸せのために働ける
世界一社風のいい会社を目指しています。

『鉄の骨』

2012年07月09日 15時13分04秒 | こんな本読みました

またまた池井戸潤さんの作品です。

2年前にNHKでドラマ化もされています。

      

ドラマを見ていたのですが、池井戸さんの作品と後で知ったので、
「ぜひ本も」と読みました。


ゼネコンの談合をテーマにした小説。
迫力ありました。
なぜ談合はなくならないのか? それに真正面から取り組んでいます。
談合する側の理屈も少し分かった気もします。
あれは「談合じゃない。調整だ」ということなんですね。

しかしそうは言ってもね~・・・


実は、小説ですが、一箇所赤線を引いた箇所があります。

 「サラリーマンである以前に人間なんだ。そこが大事
  なんだ、平太」

 「人間であることを忘れたサラリーマンはつまらない
  部品になってしまう。部品から人間に戻れなくなった
  者にとって、人生はただ不毛な瓦礫だ。そしてそういう
  部品は往々にして腐る」


平太というのは中堅ゼネコンに入社間もない若手社員。
この小説の主人公で、池井戸さんは当初この作品のタイトルを
『走れ平太』としていたそうです。

その気持ちわかるな。だって平太、本当に頑張ってたから。


本作品も含めて池井戸さんの作品の中で、私のイチ押しはやっぱり『空飛ぶタイヤ』です。




最新の画像もっと見る

4 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
ロスジェネの逆襲 (高橋 将)
2012-07-10 07:33:45
池井戸さんの新しい本(週刊ダイヤモンドに連載されていました)を読みました。これも面白いですよ。お勧めします。
返信する
読みます! (Hideyuki Isowa)
2012-07-10 14:36:49
オススメありがとうございます。
どれも楽しいですね。いずれ読んでみます。
返信する
Unknown (スコラの高橋です。)
2012-07-11 12:25:39
空飛ぶタイヤでも下町ロケットでも、
諦めない粘り強さがクローズアップ
されていたように感じました。

この源泉は何なのか?

私自身の関心はまさにこの部分です。
返信する
確かに (Hideyuki Isowa)
2012-07-12 05:13:12
高橋さん

確かに、Never give up! の精神を主人公は貫いていましたね。
あのあきらめない気持ち、少しでも見習いたいものです。
返信する

コメントを投稿