磯輪日記

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シャンプー考

2021年02月18日 21時35分20秒 | マーケティング・センス

 

みなさんは、どんなシャンプーをどれくらいの頻度で使っています?

私は、もうずっと花王のメリットです。

最近、容器のデザインがガラッと変わっちゃって、何だかメリットじゃないみたいに

感じてるのは私だけでしょうか?

 

最近聞いた楠木先生の講演にこんなくだりがありました。

 

日本人の私の世代より若いほとんどの人は、ほぼ毎日シャンプーするんじゃないで

しょうか?  でも私が子どもの頃、毎日シャンプーするという話はほとんど聞いた

ことがありませんでした。 むしろ、あまりシャンプーすると髪が痛む という話だって

ありました。

 

一体いつごろから毎日シャンプーなんてことになったのでしょうか?

そのヒントがここにありました。

 

    

「毎日シャンプーしたっていいんです」なんて言ってるのは林寛子さんですね。

ということは、このころはまだ毎日シャンプーっていうのは極めて珍しかったってこと

ですよね。シャンプー会社がシャンプーの大量消費を習慣づけ、儲けようということでの

キャンペーンですよね。

 

で、これっていつ頃のことだと思います?

1976年の広告だそうです。

 

ということは、私が21歳の時。

まして男にとって、このころ、毎日髪の毛を洗うなんてことは考えもしなかったんで

しょうね。 だって私、大学時代の下宿では、母屋の下宿のおばさんのお風呂を使わせて

もらっていましたが、そもそも毎日お風呂沸かしませんでしたからね。 

そうそう、当時は、お風呂は「入れる」ものでなく「沸かす」ものでした。

我々の下宿なんて、薪割りして、それでお風呂を沸かしていたんですよ。

シティーボーイだった私、名古屋では薪割りなんてしたことがありませんでした。

なのに、なんで花の都の東京に行ったと思ったら、薪割り手伝わされて・・・

 

つまり1980年頃までは、シャンプーって毎日するものではなかったんです。

じゃあその前はどんなだったかというと、そこから15年くらいさらに遡った

1965年の広告がこれです:

「5日に1度」!! 

「毎日シャンプー」の10年前までは「5日に1度」が最先端だったってことですよね。

それも汗や脂で汚れやすい「夏」限定ですよ。冬だったら10日に一度くらいでしょうか?

 

「まさか~」って、冗談じゃないですよ。 ほら、さらに30年前の1932年には、

          

「せめて月二回は!」洗ってちょうだいよ・・・ ですよ。

私の母が生まれた頃ですよね。

母は子どものころ、まさか将来毎日シャンプーすることになるなんて、夢にも思わな

かったんでしょうね。

 

1932年 月に2回 → 1965年 5日に1回 → 1976年 毎日

それも最も流行の最先端を行く人たちの話です。

そして2000年か、それ以前には、毎日が当たり前になっていました。

 

そうするとですよ。こういう歴史から考えるに、2030年頃には、毎食後シャンプー

ってことでしょうか? だって昔はご飯を食べるたびに歯を磨くような人いなかった

ですからね。 

私なんか、歯が丈夫だったから、小学生の頃は、1年に1-2回くらいしか歯磨き

ませんでしたから。 それでも虫歯もなく、歯科優良児童として毎年小学校で表彰

されてましたよ。 そして今でも金属を詰めた歯が3本あるだけです。

 

となると、会社のトイレか、更衣室、はたまた食堂にはシャンプー台がズラ~っと

並んでいるのでしょうか?

 

事程左様に、歴史を振り返ると、未来が見えてくる。

楠木先生の『逆・タイムマシン経営論』。 

そう

    

 

 


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