母は 首が痛いと言っています
私は 背中が痛いのです
どちらも そうなった理由が解りません
2010年3月5日撮影 ピンクの椿
博士の悲観と希望=中村秀明
その星は、明るいオレンジ色に輝いているらしい。見たことはまだない。
日本では奄美大島以南でないと見られないからだ。
ケンタウルス座アルファ星。太陽系に最も近い恒星だ。
とはいえ4・3光年離れ、地球上最速の機械である無人探査機「ボイジャー」でも約8万年かかる。
その恒星系を目指す超高速の宇宙船を開発し、20年で到達させる壮大な計画が今月発表された。
ロシア人の富豪が資金を出し、車椅子の宇宙物理学者ホーキング博士、
フェイスブック創業者のザッカーバーグ氏らが協力する。
宇宙船といっても3〜4センチ四方の小さな探査機だ。燃料は使わず、レーザー推進で飛ぶ。
一辺数メートルの薄い特殊な帆を取り付け、地球からこの帆に強力なレーザーを照射する仕組みだ。
光速の20%、3日で冥王星へ行ける速度を実現するとしている。
カメラや電源、通信機器などは切手大のチップとして搭載する。
必要となる技術は現段階ではほとんど存在せず、その開発と確立に20年かかるとみている。
計画の目的は「地球外の生命体の発見」だ。
しかし、ホーキング博士にはもっと切迫した思いがあるようだ。
調べると博士は最近、地球の未来に悲観的である。
「地球は、私たち自身が起こす危機にさらされている。
生き残るには他の星に住むしかない」といった発言を繰り返している。
太陽の寿命とか、気候変動とかではなく、
人類自らの行いが不安らしい。
「あなたが最もただしたいと思う人間の欠点は何か?」との問いかけに、
博士は「攻撃性だ」と答えたという。
英インディペンデント紙が昨年2月に報道した。
「洞窟で暮らしていた時代、攻撃性は生き延びるうえで有益だったが、
今では自らを破滅させる恐れがある」と語っている。
また、今年1月の英ガーディアン紙によると、
「科学と技術の進歩で、
人類はかつてない人為的な大災害の危険にさらされている」と警告した。
具体的な脅威として、核兵器や遺伝子を操作されたウイルスをあげている。
74歳のホーキング博士は、壮大な計画の結果を見届けられないだろう。
だが、望みを託している。
移住先を探すというだけではない。
この計画に人類が協力し合うことを期待しているのではないか。
インディペンデント紙には博士のこんな言葉もあった。
「人間の特質として大事にしたいのは共感だ。
共感は平和に愛し合う状態を私たちにもたらす」
(論説委員)
首が痛い痛いと言うので ネット検索しているうちに
ホーキング博士の訃報に出会ってしまいました。
そうなんだよねぇ
こんなに大切な人にも 命の制限があるんだよねぇ
思い残すことも多かっただろうにと
とても残念に思われますが
残された私たちは
彼の言葉を忘れないようにしていきたいものです
「洞窟で暮らしていた時代、攻撃性は生き延びるうえで有益だったが、
今では自らを破滅させる恐れがある」
「科学と技術の進歩で、
人類はかつてない人為的な大災害の危険にさらされている」
「人間の特質として大事にしたいのは共感だ。
共感は平和に愛し合う状態を私たちにもたらす」