隠していた事実が次々と明らかになっていますね。これが本来の形なのでしょうが今までそうでない現実があったわけです。
最初はマンションで傾きや段差によるひび割れが起きておかしいとなり発覚したのですが旭化成側が発表する迄、工事担当した担当者に至る組織の階層構造やくい打ちデータの承認方法など役所建設課の様な専門性の高い方々も知らなかったとの事。そんな状況では住民組織であるマンション管理組合では知る由もないでしょう。当然不動産管理名目の管理組合も知らない事実なのですから親睦組織の自治会がマンション内に有っても問題に辿りつく事は不可能だったでしょう。
要は全ての人々が「信じる」事しかできなかった現実があるのです。この事件の中で唯一興味深い見解をしている役所があります。何でも荒川区ではくい打ち工事の際に区役所担当が全数立ち合い安全性を確認したとか。
https://www.city.arakawa.tokyo.jp/kusei/topics/anzenkakunin.html
多くの地方自治体に言える事ですが住民を小手先の労働ツールにする為に自治会に補助金ばら蒔いて業務やらせて住民がやった事と責任逃れしてる暇があるのなら荒川区の様なちゃんとした検閲方法にしてみたらどうですか?。少なくとも今回の事件は防げた筈です。
まぁ何れにせよ自治会組織はどうあれ役立たずなんですけど。
【マンション傾斜】横浜市、データ改竄の公共施設は市立中学校と発表 週末に説明会も
旭化成建材(東京)のくい打ちによるマンション傾斜問題で、横浜市は30日、新たに同社によるデータ偽装が発覚した市有の公共施設は、平成23年4月に開校した同市青葉区の市立あかね台中学校と発表した。
偽装があった建物は、校舎と屋内運動場が含まれる4階建てで、平成22年12月に竣工(しゅんこう)。今年4月現在で633人の生徒が在籍している。くい打ち工事は21年12月から22年1月に行われた。
市教育委員会は30日朝、11月1日に保護者や地域の住民に向けた説明会を開くことを口頭で生徒や保護者に通知。今後書面で説明会の案内を配布する。
同校では、くいの先端部を固める「根固め」のセメント量のデータ流用が210本のうち15本で発覚した。市はひび割れなどの不具合がないことを目視で確かめたほか、全てのくいが強固な地盤に到達していることを施工記録などで確認。セメントの総量も十分だった。市教委は「安全性は確保されていると判断し、休校などは考えていない」と話している。
市教委施設部の高倉徹部長は「子供たちの安全な教育環境をつくる観点から非常に残念。生徒に早く安心して学校生活をしてもらえるよう確認と説明を行う」とコメントした。