これも自治会行事の一環。夏の暑い朝方に近所の通学路に立ち登校途中の小中学生に挨拶をする活動。よくありがちな立ち当番の場合交通安全を絡める事が非常に多いがそうではない。犯罪防止や地域の治安向上を謳い文句にし正当化するかの如く回覧板のプリントには”気持ちのこもった挨拶をしよう”などと書かれているが朝の6:30から30分も近所の道に立ってるなんて出勤時刻に遅れるだけの大迷惑以外の何者でもない。しかもそんな早朝から子供達通学路に居ませんから!。それに挨拶する子は挨拶するし、しない子は知らん振りして通過するのが現実。しかし自治会役員らをしている老害らはこう言う。”この運動を始めて子供達が生き生きと挨拶する様になった”と。そんな事をどこで確認したのだろうか。本当に根拠はある発言なのだろうか。
一方挨拶される側の児童や生徒側は半信半疑の子もいるそうで知り合いの小学生の娘さんを持つ保護者曰く自治会の挨拶運動が始まると学校で知らない人に声を掛けられたと相談件数が増えるらしいのだ。うんっ!?、これって老害役員共の見解と180度違うではないか。これは一体なぜなんだ。
実際は相談があっても現場の先生方が話を聞いて状況から自治会の挨拶運動が始まった事を察して子供達に説明して納得して貰ってるらしい。確かにそれで集落がうまく回っていれば良いが最近は聞き捨てならない事も起きているらしい。これは勤務先で聞いたが勤務先近くで下校途中の男児に対して携帯電話の画面を見せながら”こんな事をして見ないか?”と近づいてきた男がいたらしいのだ。ただ近づいて画面を見せられただけで他に何も無かったそうだが・・・・子供なので画面に映ってる内容は説明できなかったのか、あるいはそこまで情報が把握できていないか詳細は判らないが猥褻画像であった可能性は濃厚であると推測できる。この事件の報告があった時には学校側から直ちに保護者の携帯電話にメーリングで情報が流れたらしい。メールを貰ったから直ちにどうこうできる訳ではないが危機管理に備えているので新しい正しい情報を入手できる。
しかし時代は変わりましたね。事が分かってから通達迄メーリングですよ。回覧版でもなく連絡網でもなく同時に多人数に対して一斉送信です。時代は変わったものです。。
そんな現代の背景と照らし合わせて考えて見ると中途半端な挨拶運動を行う事で個人の貴重な時間を奪うばかりか、子供らに偏見を持たせてしまい結果学校側で行っている危機管理に水をさす様な形にしてしまっていると言わざるを得ない。すなわち老害共が推奨する行為は大変不合理な活動であると言えるし挨拶をする子が増えたと言う発言は老害妄想に過ぎないと思われる。
重複するが集落がうまく回っていれば成立する運動である。しかしもし都市部で朝の挨拶運動などと称し子供達に声かけしていたら間違いなくストーカー扱いされ挙句の果てに警察24時などのテレビに顔モザイク入りで出演できるかも知れない(笑)。また一緒に立ち番をした隣の奥さんなど”もう、この黄色い帽子と腕章は川に捨てたいわ!”と貴重な時間を無駄な事に裂かれてしまう事に対して憤慨していた。こうなるとタダやってるだけの行事である。アホくさいイベントである。