先月の回覧板であるが「ガン検診の申し込みが市から届くので後日班長さんが集めます」と書かれた案内書が挟まっていた。自治会にこんな物を集めさせて怠慢な市だなぁと呆れていること数週間。市から申し込み書類の封書が郵送されてきた。ふ~ん、住民側に送る時は戸別配布なんだ。さて開封するか。
我が家の検診対象となる人のパーソナルデーターぎっしりな用紙に電話番号やら検診の希望する、しない、ヨソでするみたいな選択肢を○で囲んだ。これを班長が集めるのか。しかしこんな情報詰まった物を隣近所の言わば他人に渡す事自体大きな抵抗感だなぁと思っていると返信用封筒が同封されているではないか。なんだよ、やればできるじゃん(思わず言ってしまった)。当然封筒だから80円切手は住民が貼付しなくてはならないがこれでパーソナルデータが役所に直接届くのならば安いものです。早速差出人部分に隠蔽シールを貼り付けして投函し終了!。
そんな風だったのでこの事に自治会が関与する要素って一体何だ?と考えて見た。
80円の郵便代が勿体無いとか教育程度が低く文字を書けないとか高齢の為難しいとか理由付けて色々介入するのか。いやいやプライバシーに係わる事に高々隣近所の関係だけで立ち入るのはどうかと思う。
もし行政側が自治会の役目になる仕事を故意に残す仕組みを作り、理由をナンダカンダ付けて正当化したとするとしたならばとんでもない話だと思う。でもこれも想像ですけどね(ニガ)
他にも面白い事が。それは今回送付されてきた検診封筒住所の下に括弧書きで番号と文字が書かれていた。そこに書かれていた文字は自治会名と班番号。数桁ある番号は何だかわからなかった。後日この事を同一市内に住んでいる自治会加入していないアパート住まいの人にわざわざ封書の住所部分を見せてもらった。やはり括弧書きは存在しない。市も自治会班を区分け材料として使っているのだろうか。他に同封された案内状には”地区によってはまちづくり委員が回収する場合もありますのでその地区のルールに従ってください”と明記してあった。これって市が自治会を充てにしてる証拠だよね。
さて後日班長が集めに来たがウチは80円切手を貼付け郵送した旨を伝えお帰り頂いた。しかし班長もかわいそうだね。郵便屋の代わりさせられてるだけ。たった80円の為に一軒一軒行かされる役目なんだよ。馬鹿な話だ。
さて結びです。今回の出来事から自治会に加入しなくても市からの重要な文章は届く。また市へ住民から送付もできる形になっている。それなのにわざわざ市と住民間に入り込みワンクッション置く形を取り必要性をアピールしているのかどうかは知らないが、その結果余計な仕事を住民に課し個人情報保護の時代に逆行した行動している自治会組織の不必要性を改めて感じた。