おいしいコーヒーの条件は“サンタテ”だといいます。
サンタテとは
①煎りたて
②挽きたて
③淹れたて
のこと。
“新鮮な”コーヒーほどおいしいんですね。
コーヒーは、生豆の状態であれば、日持ちがするのですが
焙煎すると、そこから酸化が始まり
鮮度がどんどん落ちてゆくのです。
じゃあ、焙煎したての豆が一番おいしいのかというと・・・
これが、ひとによって言うことが違うんですよね。
「焙煎したてが一番うまい!」というひともあれば
「うちの店では、焙煎後1週間以上経った豆しか販売しません!」
というお店もあったりします。
僕はまったくの独学なので、試行錯誤の毎日ですが
焙煎してすぐの豆は、なんだか香りも味も薄い感じがしています。
また、焙煎後10日以上経ってくると
抽出するときの豆の膨れも悪く
苦みや雑味が目立ってくる感じです。
コーヒーは嗜好品。
それぞれに好みやこだわりがあるので
結局、自分が一番おいしいと思えるものに行きつくんですね。
葉流乃音のコーヒーは
焙煎の翌日から1週間程度をめどに、お出ししています。
僕としてはその期間が、淹れるときも飲むときも
“一番いい感じ”なんです!
葉流乃音のような小さな店の強みは
焙煎の量を調節できること。
煎りたて、挽きたて、淹れたて
のサンタテが実現しやすいですからね。
でも、新鮮なコーヒーをお出しするかわりといってはなんですが
お客様にコーヒー豆の銘柄を選んではいただけません・・・
焙煎の都合で決まる「本日のコーヒー」を
文句を言わずに、飲んでいただいています?!
わがままですみません(笑)
ご家庭でコーヒーを淹れるのに
自家焙煎から始めるのは、ハードルが高すぎるので
焙煎された“豆”の状態のものを、少量ずつ購入し
淹れる直前に、手回しのコーヒーミルで
挽いてみてはいかがでしょうか。
コーヒーの香りが何倍にも広がるし
抽出もしやすくなって、楽しいですよ~
一度、大勢のお客様に
“静かに”コーヒーをお出ししなければならないときがありました。
事前に豆を挽き、1回分ずつを小さな密封袋に入れておいて
2時間くらい後に、抽出しました。
結果は・・・最悪。
二度とするまいと誓いました。
味も香りも「なんで?!」というくらい、ダメだったんです。
たったの2時間ですよ!
だから“挽きたて”は、かなり重要なポイントだと思います。
もちろん“淹れたて”のコーヒーを
“冷める前に”楽しむことをお忘れなく!
はるのん1号