選挙粛正.経済復興,自立厚生・・・昭和9年村人はこのようにいきていた

2015-02-13 09:13:36 | 日記

もう 80年も前になる.村役場の二階の窓から 大垂れ幕が三枚 並べられていた.

まだ小学校に入る前である.親父が村長をしていたので 村長室に入っていって 尋ねた.

「おとう あれにはなんと書いてあるの.」

親父は わたしを庭に連れ出して 三枚の垂れ幕の解説をはじめた.

一つはね 『選挙粛正』と書いてあるんだ.選挙は公明正大にやらなければいけないぞ.

村のためになると思う人に投票するんだ.お金をもらったり,ご馳走になったりしたから

といって いい加減な気持ちで投票したらいけないということを書いてある.

二つ目は「経済復興』と書いてある.この村はお金になるものが少ないと皆が思って

貧しい暮らしが二人魔おだとおもっている.つらいけれどもどのうちでも「いも』を食べてでも

ほかの者は金に換えて貯金して,生活を豊にする準備をしないと その日暮らしで

満足していてはいけないぞ.』ということが書いてある.

つ目は『自立厚生』最初から国に頼ったり県に頼ったりしないで

自分たちで できること たとえば 道路の普請とか 橋や学校の修繕

は自分たちでやらねば行かんぞ,ということだ.自分でできることは 

自分でするということよ.

時代は変わって 80年たっても おなじことを  わたしたちはやってるんだなあ

と思うと なんだか 哀れになってきた.国,地方合わせて1026兆円の負債を抱えている

そうだ.国民一人当たりに直すと861万円になるという.プライマリーバランスを平成20年

までに達成するという.それは無理という

  それからまもなくして 近衛文麿氏を中心とした 大政翼賛政治に代わり,政党

政治は終わりを迎えて,政,官,財,軍の日本帝国主義へと移っていく.

一党独裁はもっとも悪い政冶体制である.又数の力で押し捲るのも悪い.

いつまでも決断できない政治も悪いか,何でもかんでも決断するのが正しいとはいえな

.今の時代は「おかみ」もなけりゃ「しもじも」もいない社会だということを 政治家は知

るべき


いまどきの 見方

2015-02-13 08:45:52 | 日記

現内閣の 最大の弱点は 個人的 名誉慾を求める人達の 集団であることだ.

国家の最高にして 崇高な 権力・・・国家権力は総理大臣に 国民が付託するもので

あり得るべくして得たものではなく 天から授けられたものであるという事を 放擲し戦

後最大の大改革とすごんで見せたが 世界が日本人の良識ある人たちが どうみてい

るかを知るよしもない.「裸の王様」とその一門による政治である.

わたしが 日本民主主義の脆弱性を挙げているのは いまだに 「お上」「しもじ

も」の意識改革が なされていない言うことである.将に神の領域とさえ思える 司法もそ

の範疇に含まれている.「おかみ」と「しもじも」では司法の取り扱いも異なるのである.

『ペンは鉾よりも強い』といわれているが これとても『お上』の力には逆らえない

でいる不思議なことに今ひとつの権力 宗教権力と政治権力の合体で日本国は 将来

創価王国を狙っているといえる.

『天知る.地知る.人ぞ知る』である.もし日本がこのまま突っ走るなら 天の捌きが

あるということは想定される.将に大改革は 富士゛のさかさ絵ではないの.か.