言って聞かせて,して見せて 身につく宝物.

2015-02-15 16:08:33 | 日記

習い 性となる

中学生のころ,工業大学建築学科に学ぶ兄といっしょに間借りしていたことがある.

6歳も年の離れたこの兄と 母は常に比較して 『少しは 兄さんを見習いなさい.』といって

文句言われた.兄は優等生タイプであったから だろう.

兄とわたしは別々の家で育てられたから それまでいっしょに暮らしたことはなかった

洗濯物は わたしが兄の分まで 洗っていた.「アンちゃんの分まで 洗濯してt感心ね.隣の姉さんが同情し

てくれたが 何で俺がといつも不満に思っていた.

洗濯物を取り込んでたたむときは 兄はじっとわたしの仕事ぶりを見ていた.真四角に たたんで

たんすに納めないと何度でもやり直しさせられた.着物 ,はかま のたたみ方もきっちり 仕込まれた.

靴の磨き方もそうだ゛,と言うことは兄も誰かに仕込まれたのであろう.

 

この年になっても,洗濯物の片づけが乱雑だと 妙に気になる.自分用のたんすは自分で管理している.

一つは祖母がなくなったとき たんすの中を調べていたとき きちんと整理され わたしがむ小学校のとき

郡の剣道大会で もらった賞品の和タオル大事にしまわれていた.安政とか慶応の時代の祖父や祖母から

明治生まれの両親に引き継がれ,昭和生まれのわたしの引き継がれる 伝統の重みをかんずる・

習い性となる.後になって きずくことではあるが.


戦場を駆け抜けて88年 もう終わりにしたい.

2015-02-15 13:14:42 | 日記

90歳100歳にはおよば゛ないが

漸く米寿を迎えることになる.その間幾たびか 死の影ワ見た.ここにこうして米寿を迎えられると言うことは

割合 ストレスに強い体質だからだろう.

 

わたしの生き方に3っの法則がある

第一・・・人は人,自分は自分.すっかり生存競争から 自分を防衛した.あいつには国語力では負けるが数学で

     は絶対負けないとか. あいつは短距離に強いが俺は長距離には負けないとか.相手が来るなら来てみ

     ろと言うところに 無謀にも飛び込んでゆく愚策はとらない.そんな主義である.

第二・・・くるものは拒まず 去るものは追わず.人付き合いでごちゃごちゃするのが嫌いだ.恨みっこなしよの人

      生は案外と乙なもんだ. 気苦労しない.

      「未練残すな,浮世の風に どうせ一度は 死ぬ身じゃないか・・・・」と歌っていたが.

      ご時勢の性も合ったのかなあ.

第三は・・・人生いたるところ青山ありという ことだ.日本全国で足を踏み入れていない県は,数えるほどではない

       い.良く足を踏み入れた.暫く住み着いたこともある.浮き草人生と言えば哀れだが.

       送は考えない.「生み行かば水く屍,山行かば草生すかばね・・・・・』家族にも言ってる.

       俺が心でも歎くなよ.屍は海に沈めて魚の餌にしてもいいぞ.つらいことやさびしいことがあったら

       天上の星屑のひとつが俺だと思え.といっている.

戦乱の中を生きていくには そうしないと 生きられないんだ.