世にも不思議な 物語.これはテレビの番組の中の話ではない.
わたしの体験と人から聞いた 不思議なはなしである.
そのよる マンション管理室の宿直室で わたしは テレビを見ていた.
番組は著名な奇術師 ユリ・ゲラーのしゅつえんであった・
彼は わたしに話しかけるように 語り始めた・
「いいですか.私が今から 貴方に 気を送ります.貴方はスプーンを握って私の合図で
スプーンの柄を親指でさすってください.」彼は何か一心に呪文を唱えるかのように
口ごもっていた.合図があって わたしがスプーンの柄をこすっていると みるみるうちに
スプーンの柄は直角に曲がってしまった.翌日 昨夜のことを思い出して再試行してみたが
うんともスンとも どうにもならなかった.何かがある.疑いながら20年近くなる.
救急隊から電話が入った.「本人年齢不詳・男性.意識なし・脈なし.今から搬送します.
」第三次救急病院 搬送拒否はできない.あたふたと処置室に搬入された.
丁度院長も受付にいたが 処置室に入っていった.交通事故である.
ドクターの必死の救命活動の結果 奇跡的に意識和取り戻した.救命室で処置和終えた
院長が受付にやってきた.お茶をおいしそうに真美ながら
「実はね.長いことこの仕事しているが 初めてだよ」院長の話によると
静止の境にあった患者に心臓マッサージを必死に続ける医師に突然 件の患者が
話しかけた.「先生 そんなに強くすると 痛いよ.も少し丁寧にして」
いや驚きましたね.確かに入ったときは意識もなし,呼吸なし,脈なし ふつう命絶えた患者が
呼びかけてのである.院長はでもうれしそうに帰宅して行った.