山登りで、下山路をいつもと違うコースをとってみた。
千早本道。ここ通るの何十年ぶりや、というくらい記憶が遠い。
早く登り降りできるけど、階段道が嫌で避けていた。
階段の段差が小さくなっている。と、思う。下りに使ったけど、歩きやすくなっている。と、思う。
このコースを選んだのは、久しぶりに千早城跡へ行ってみたかったから。
楠木正成の山城だ。
千早神社になっている。


住友吉左衛門さんの、寄付の証しがある。
住友銀行の創業者グループの人の名前や。何代目かは分からないけれど、多額の寄付をされたようだ。
大阪の人にとったら、楠木正成は英雄や。
負け組の大将。大阪の人はそんなんが好き。
ただし、この千早城は何度攻められても落ちなかったらしい。
楠木正成の手腕と、ここに城を築いた地の利のおかげ。
城といっても山城やから、元々天守閣はなかったので、城のあったあたりは神社しかない。
降りていくと、所々に平地があるのは曲輪の跡なんやろ。
そして、そこを抜けると石畳になっていた。


これは、昔からの遺構や。
ここを南北朝の武将や人々も上り下りしたのや。
歩きにくいけど、嬉しい道。
登山は、ここを通らない本道コースもある。