現代版徒然草素描

勝手気ままに感じたままを綴ってみましょう。

マメの尻尾、おもちゃにしないで(人間になりたかった犬の物語)

2015-03-03 16:19:54 | 日記・エッセイ・コラム
犬の尻尾ほど便利な道具は無いでしょう。

これで、大概のことは通じる。しっかり振れば、しっかり答えてもらってきました。

犬族のコミニュケーションツールでしょう。「人間たちのツールなら、パソコンか、携帯に匹敵するはずだけど、・・・。」時々、彼らの世界でもミスをおこる様だ。

ところが、ところがです。この家では予期しないことが起こる。

私はかなり高齢です(十八歳は過ぎています。)。動きかかなり低下してしてきている。

時々、しっぽを触ってくるのだ。「早く歩け」という催促らしい。それが督促状的な役割をするらしい。

「急ぎの用事でもなかろうが、・・・。なぜか、せかされる」




「いいことばかりじゃなさそうだね」

2015-02-19 18:15:31 | 日記・エッセイ・コラム
エコ・ウイルという事でしょうけど、いつも良いとは限らないでしょうね。

何のことでしょう。省エネだけに気を取られちゃった様です。

豪雪地帯の信号機の多くがかえって見くなっちゃったらしい。

「雪が邪魔しちゃう」と、・・・。今年は何倍かの雪が降った。

ledになっちゃったためでしょう。熱による消雪機能がなくなっちゃうらしい。

「エコウイル」というけど「よいことばかりじゃなさそう」とはこのことです。

「なぁ。どれか一つとか、二つくらい従来型にしたらどうなる」と聞かれた。

「それは我々がこころみることでもなかろう」

今年の鬼役はマメだな(人間になりたかった犬の物語)

2015-02-03 08:49:07 | 日記・エッセイ・コラム
夕べのことである。お姉ちゃんが「今年の鬼役はマメだな」と言いながらお面他を用意しだした。

「マメが鬼なら、どんな格好になるのだろう」

食後にお茶を飲みながらシミレーションし始めちゃったらしい。

今夜が思いやられる。「撒く豆は殻つきのピーナッツでしようけど、ぶつけられると痛いのかなぁ」

「マメは恵方巻は食べられないしなぁ」

「これは御馳走にありつけそう。しめしめ」

「老犬になっても食い意地だけは有る様だ」

もう一つのイドラ

2009-06-05 08:42:43 | 日記・エッセイ・コラム

人鑑 写せ現の 我が姿 自分顔は 見られない故に

                   【人鑑より】

 ある若者はその身の丈168センチで体重は60キロ少々であった。均整も取れていたし大学時代は学業も普通以上であったし、スポーツもそれなりにこなしていた。唯一つ劣等感に感じていたのは身の丈である。自分の友達と比べるとどうも7~8センチほど小さいのである。

そこで彼は、さまざまな運動をする傍らかかとの踵の高い靴を履いてごまかしていた。それなりに異性にももてたし青春を謳歌した。

やがて卒業して中堅以上の商社に勤めて何年間かすると仕事も一人前になり少々出世した。その頃、長く付き合っていた女性と結婚し二人の子供たちにも恵まれた。仕事にやりがいを感じた頃、自分の身の丈は180センチになっていることに気が付いた。というよりは錯覚である。

彼の実際の身長は相変わらず168センチのままだ。会社という組織と仕事の充実感と家庭生活が円満であったのでそのように錯覚してしまったのである。

子供たちも大きくなってそれぞれ独立した頃、自分も取締役付部長になった。何人もの部下たちをまとめながら充実した日々を過ごしていた。「ますます活躍して業績も伸びたが55歳を超えている。あと何年勤められるだろう。」という不安が常に付きまとっていた。「そうかと言ってキャリァーでもないし、関連会社に出向したとしてもせいぜい6~7年くらいし働けないだろう。」同級生たちの間では出世したほうである。

そして、定年の60歳を2年前にして早期退職した。たまたま、弟さんか起業していてその営業を手伝うことにした。「試食品見本を何人かに送れば、多く人が会員になってくれる。」と豪語していた。ところが会員になった人は一人も居ない。

以前は、会社という組織の中で彼の言うことを聞かなければならなかったということをすっかり忘れてしまっているのだ。身の丈が168センチしかなかったけれど、会社という組織と肩書きが身の丈を高くしてくれていたことなどすっかり忘れてしまったのである。

これと同じようなことはしばしば起こる。日本では、元、何とかという肩書きがいぜん通用する社会であるけれど、・・・・。

会社にしても、個人にしても,多くの人々が自分の身の丈を180センチあると勘違いしていただけである。「高下駄を履いていた。あるいは、履かされていた。」ということをすっかり忘れてしまっている。

そして、このことはいろいろな分野でおきているといえる。

機会ある度に時計のハリをゼロに戻して見るということが必要なのかもしれない。

 


農家は偉大な働き手を失った

2009-05-13 13:16:58 | 日記・エッセイ・コラム

(人間になりたかった犬の物語よりというよりは理解されやすいように私と犬のやり取りに脚色しています。)

 「お父さん、お父さん、ハチの武蔵は死んじゃったの、ミツバチハッチも迷子になったままなの」と聞いてみた。「どうしてそんなことを聞くのか。」というそぶりをしている。「ニュースや新聞でハチが死んだのか、集団脱走して農家が困っている。」と話題になっているじゃないか。「ああ、そのことか、農家は偉大な働き手を失ってしまったようだ。その作業を人間がするとしたら大変な数の人たちがいることになる。」「日本だけでも1000万匹不足している。果物や野菜類の受粉がままならないかもしれない。秋口に果物類が値上がりになるかもしれない。蜂蜜もそうなるだろう。」

蜂蜜のことを言い出した。マメは、蜂蜜は好きじゃない。強引に私の鼻に塗りつけてなめさせられたことがある。犬の口に合うというものではないが、お父さんはいろんなものを混ぜて18種類ほど作った。私もそのうちのいくつかの味見はさせられた。そのことが先の鼻の先に塗りつけられたという記述になっているのだ。アイデアはこのブログに投稿済みのようですが、抽象的な表現をしていますので参考になるものやら、・・・・・・・。

「それにしても原因は何」「寄生虫やウイルス感染症による所が大きいようだけれど、学者さんたちがハチさんに聞いているところだ。」「女王蜂は一度にいっぱい卵を産むのではなかったけ、それでもだめなの」「ウイルス感染症は厄介だ。それに感染している女王蜂を知らずに移動してしまうと感染が拡大してしまうことになる。」「豚インフルエンザと同じようなことを言い出した。」

困ったことに人間とハチは共通の言葉を持っていない。「CDC(蜂群崩壊症候群)はアメリカの研究ではダニの寄生や栄養不足では知にストレスかかり弱ってしまった所に病気なってしまうのではないかという。」報告があるけれど、・・・と説明してもらった。