仕事中のクレーム電話。
こちらの話も聞かず
自分の怒りをぶちまけて
こちらの質問にも答えず
ただただただただ怒っている。
状況を聞こうとしても
こちらの見解を伝えようとしても
言葉を遮り、
脳出血ぎりぎり前まで喋り倒す。
ついでに女は使い物にならんなどと
訳の分からんことまで言い出す。
若いくせに逆らうなと
年齢まで勝手に想像され、
自分の世界で勝手に持論を展開する。
ひとり上手かよ。
あんたはどこからこの世に
産み落とされたと思ってんのか。
いきなり60近くになったのか。
団塊の世代が一番多い（私見）。
普通の人がいることも、
もちろん知っている。
醜い。
女は使い物にならん、ということで
あーそうですかぁと相槌打って、
私から上長（男）が電話を変わって
同じ説明をした途端、急に態度が
へーコラになる。
そして最後には私に電話が戻り、
「怒っちゃってごめんねー。
腹立っちゃって八つ当たりしちゃった。」
「きっとあなたの父親くらいの年齢なんだ」
「対応素晴らしかったよ」
会社の看板背負っているから
愛想笑いで最後は終わる。
醜い。
けれどもさ。
言葉って口に戻せないんだよね。
怒った、それはいい。
こちらの落ち度のせいだから。
でもさ、女だとか、若いとか、
関係ないよね。この電話の中では。
…あー直接対決討論会を見て思い出してもーた。そっくりだ。
でもああいう人でも富豪になれるんだから、
そういう才能はあるんだよね。
私が一生働いても手にできないお金持ってるんだよなぁ。
いいよなぁ。
あーお金降ってこないかなぁ。
さ、お風呂入るか。
