会員のつぶやき

愛知県司法書士会半田支部会員のつぶやきです

やる気ない系、被災地に現る

2011-07-06 22:15:45 | やる気ない日記

「やる気ない系評議員」改め「やる気ない系広報部員」です。

やる気ない系、同期の災害対策委員さんからの直接のオファーを受け被災地に行って参りました。
お前なんかで大丈夫だったのかと突っ込みを入れた人もいるかもしれませんね。

ご安心ください。
司法書士会ジャンパーを着た途端、「猫かぶりスト」の血が騒ぎ、やる気ない系から「爽やか系」に変身します・・・。
司法書士会ジャンパーは変身(猫かぶり)ツールなのです。

現地で知り合った肩痛のおばあさんに代わってマットレスを運ぶ司法書士(撮影:やる気ない系)

司法書士会特製の魔法のジャンパーを着ると、皆なぜか爽やか系司法書士になります。
この後、マットレスを袋から出し使用方法を説明しました。
相談員といえども・・・小さなことからコツコツとです。

では、今日は仮設住宅の状況を報告したいと思います。

仮設住宅では自衛隊員の姿をよく見かけます。

 

この仮設住宅には小さな窓が一つあるだけです。
大きな余震で洗濯機と冷蔵庫が倒れたら仮設住宅内に閉じ込められてしまう高齢者が出るかもしれません。

 

隣町のリサイクル店で手に入れた団扇。
扇風機も団扇もなかなか手に入らない貴重品です。
暑さ対策でリュックの中に団扇を入れていたやる気ない系・・・、1人の人に団扇を渡すこともできず心の内でうな垂れました。
そんなこともあり、被災地で団扇を使うことは一度もありませんでした。

支援物資のインスタント食品の山。段ボール箱に入ったレトルトカレーも沢山ありました。

野菜不足を補うため、多くの家庭がプランターで野菜を育てています。

 

派遣先の陸前高田市は沿岸部に人口が集中していました。
海辺近くまで山が迫る地形で仮設住宅を建てる土地が不足しています。
大きな余震が起きたら、再び津波に呑まれてしまいそうな土地に立つ仮設住宅もあり、
住民の方は津波が再び襲ってくる恐怖を口にします。

仮設住宅には2年間しかいられません。
政府の方針が決まるまでは自分の土地がどうなるのか、
どこに家を建てられるかがわからず、
住民は先が見えないストレスを感じ始めています。

被災した自営業者は事業再開に不安を抱いています。
自営業者間でも第一次産業とそれ以外では補償の程度や融資条件に差があり、
一部の人は不公平だと感じています。
そして、二重ローン問題の解消を求める声は自営業者ほど大きいです。

 

次回は目で見た被災状況をお伝えします。

 


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