最上階まで津波が来たことがわかります・・・。
普通の住宅は基礎(土台)しか残っていません。5月には雑草も生えていなかったそうです。
陸前高田駅のホーム。ホーム以外何も残っていません。
瓦礫の山、山、山・・・。空高く瓦礫が積まれています。
どこまでも続く瓦礫の山・・・。
壊れた堤防。
大きな余震で津波が起きれば遮るものがありません。
低地の仮設住宅で暮らす人は津波に飲み込まれる恐怖を口にします。
堤防はほとんど残っていません。
津波の痕跡。
小学校のグランドで運動会が行われていました。
小学校のすぐ横は瓦礫だらけです。
低地で海からも近いので、危険すぎてこの小学校には仮設住宅を建てることができません。
小学校から海を望むと・・・建物はすべて流され何も残っていません。
陸前高田で見た最も怖ろしい光景です。
塩水に浸かった土に再び生えてきた雑草・・・。
その力強い姿に再生の息吹を感じます。
おばあさんがこんな話をしてくれました。
(家の軒先にあるアロエの鉢を指さし)塩に浸かっても、水をやらんでも自分の力で生き残った。
こんな目に遭っても(わしの)心臓も止まらず動いている。自然も強いが、人も強い。
心臓が止まるまでこれからも生きていくしかない。
あんたたちは自分の足で直接歩きなさい。
自分の足で歩いて、ここいらにいる人達の生の声を聞きなさい。
そして持ち帰り、広めなさい。
おばあさんの言葉が心にガツンと響きました・・・。