「中国が世界をメチャクチャにする」(ジェームズキング)を読了。イタリアの伝統的な織物産業や米国中西部の工作機械工業など、世界中の産業が経済開放後の中国の影響を受ける実状と、環境破壊や知的所有権問題など中国の抱える歪みなどが具体的な事例を踏まえてレポートされている。
山崎豊子の不毛地帯を読了した。瀬島龍三をモデルとしたとされる主人公壱岐正は、シベリアで11年もの長期にわたって過酷な状況の中で抑留された後、帰国して近畿商事に迎えられ、戦闘機、自動車、石油などをめぐり商社間の熾烈な戦いを生き抜いていくが、大本営参謀としての責任と戦争のために命を奪われていった仲間への思いが消えることはなかった。戦争の残した傷跡の深さをあらためて感じさせた。
昨日、久々にヨットに乗った。36回目の乗艇となる。風は強かったが、好天に恵まれ、気持ちのよいセーリングとなった。暫くぶりなので、艤装も忘れてしまったし、海は出ても何とかタックは覚えていたものの、ジャイブの仕方はうろ覚えで、波も荒いためかなり緊張した。やはり継続してやらないとだめだと痛感した。メンバーもすっかり変わっていた。みんな卒業してオーナーになったのだろうなあ。