藤原正彦の「国家の品格」を読む。「論理」の限界を説く一方で、情緒や惻隠の情などの重要性を説いている。若干論理展開が短絡的なところもあるが、この書に関連して思うのは、やはり日本は日本ならではの文化、思想、歴史を大事にし、日本人一人ひとりがそのidentyを見失わないことが重要であるということ。言語や技術を超えた人間力が今問われている。国際的なパワーポリティクスに単に受身で流されることのない日本、日本人でありたい。
サックスレッスン43回目。午前中には補講もあった。補講では普段気がかりになっていることも確認。先生の観察では自分のストラップの位置が上過ぎるとのことであった。少し下げると頭が下向きになるような感じがしたが、その点は逆に右手の支えを前に出すことで解決できることがわかった。その他、呼吸法についても下腹をしっかり固めることが重要。要するに腹式呼吸をしっかり行うこと。さらに、キーの押さえ方についてであるが、音を生かすためには、あまり強く押さえるのではなく、適度に押さえることが大事。補講が終わった後、N公園で練習した。夕方のレッスンでは、Fly me to the moonの続きを練習。アドリブの部分が中心。一人で練習する時は何とかできそうに思ったが、全員で合わせるとどうしても途中ついていけないところができてしまう。補講の時にも教わったが、少し先の音符を早めに読んでいくことがテンポの速い曲にもついていくコツ。
池波正太郎の「男の作法」を読む。全編を通じて感じさせるのは、現代では忘れられかけてしまった粋の文化。人間は死ぬものであるという、その有限の運命を意識することが大事であると言っているが、まさにそのとおりだと思う。これによって生き様は変わってくる。仕事への取り組み方も、時間の使い方も、家族や他人への接し方も、何もかも、すべて変わってくる。この本は、そのほかにも、自分の気づかなかった日常のくらしにおける粋な常識を盛りだくさん教えてくれる。世に出されてからもう何年も経っており、もっと早くめぐりあっていればと思う一冊である。
きょうはサックスレッスン42回目。練習の場所を変えてみた。午前中はT公園、午後はN公園で練習。これまでは恥ずかしげもなく公園で吹いてきたが、平日にも少しでも練習したくなった最近、できれば自宅に音楽室が欲しくなった。問い合わせてみたがやはり狭い空間でも50万円以上はかかりそう。これだとテナーサックスが買えそう。難しいところだ。先日はマウスピースとリガチャを変えたが、きょうは同時に注文しておいた新しいリードが手に入った。これもまた違うブランドにしたおかげで、すっかり音質がよくなった。
レッスンでの練習曲はFly me to the moonで、自分で選曲したものの、なかなか難しい。スタッカートを十分に明確に。三連符を慌てずに。アドリブの難しいところはひたすら訓練しかない。盛り上げるところ、少し抑えるところ、メリハリよく。特に右指で音を出すときには弱くなりがちなので、そのあたりのバランスが重要。また、ブレスの位置に注意。
レッスンでの練習曲はFly me to the moonで、自分で選曲したものの、なかなか難しい。スタッカートを十分に明確に。三連符を慌てずに。アドリブの難しいところはひたすら訓練しかない。盛り上げるところ、少し抑えるところ、メリハリよく。特に右指で音を出すときには弱くなりがちなので、そのあたりのバランスが重要。また、ブレスの位置に注意。
ディンギー33回目。午前中は西の方で発生した台風の影響のためうねりが大きく、また西の空は暗くそのうち雨でも降り出しそうな気配があった。その割りに風がなく、少し吹き始めたタイミングもあったが、やがてまた微風に変わってしまった。午後は晴れ間も出て明るくなり、やがて適度の風も出てきて、大いにセイリングを楽しむことができた。先日の衝突のレッスン効果もあって周囲の状況には十分注意を払うようになった。また強風でもなかったので、タッキング等の操作も落ち着いてできるようになった。今後に向けた改善としては、仲間の船と一団となって行動する際に、少し離れた仲間の船の方へ向かう場合の操船方法を自分の力で判断できるように訓練すること。つまりは責任をもって適切な判断が下せるようになることが大事であり、それができるようになって初めて自立できるのである。
サックスのマウスピースとリガチャを新しいものに変えた。先生が選んでくれたもののうちから自分の好みの音が出るものに絞り込んで決めた。同じ管なのにこれほどに音が違うものであることに驚くと共に、深い感動を覚えた。音は美しくなり、また高音が前より容易に出せるようになった。