Happiness is …

日々の暮らしで見つけた小さなシアワセ

富士は日本一の山 その3

2009-08-04 08:53:28 | 富士山

登ったら下りなければなりません…(笑)

もう少々おつき合いくださいませ。



日の出から1時間くらいあとの空。





この雲、いくら眺めていても飽きません。

初めて広角レンズが欲しいと思いました。




休憩所で豚汁と山小屋でいただいたお弁当を食べて体を温め(豚汁、たっぷりであったかで美味しかった~)

下山開始です。







昨日とは打って変わって晴天。

どんどん気温が上がって暑くなり、どんどん薄着になります。

娘の友だちに薦められて持ってきたキュウリの美味しかったこと!




もう息苦しさはありませんが暑くて暑くて…

という間にまた雨!

7合目あたりで本降り。

ずるっざらっと滑る単調な下りの連続

足の痛みも増すばかり

もう~やっだぁ~

持っていた携行食品をちびちび食べて気持ちをつなぎ…

6合目を過ぎて傾斜が緩やかになった時には本当にうれしかった。

でもね、ここからもかなり歩いたんですよね。

ともあれ、5時間程で無事5合目到着。

お疲れさま~




今回、どんな風の吹き回しか「富士山に登りたいなぁ」と娘が言い出し

勢いで登ってしまいましたが

体力的に私は今が最後のチャンスだったなぁと実感。

周りの方々にも心配をおかけしての登山。

おかげさまでよい思い出ができました。ありがとうございました。




そして言い出しっぺの娘は…

「登山はもういい」と言いながら筋肉痛で未だにカクカクしながら歩いてます(笑)

そもそも彼女は写真が撮りたいだけの山登りだったらしい…



という訳で…

今回の写真は主にデジタル一眼レフ担当の娘とコンパクトデジカメ担当の私との合作です。



富士は日本一の山 その2

2009-08-03 00:31:08 | 富士山

頂上めざして私たちより早く出発するグループの人たちの声で目を覚ましたのが

日付が変わった0時ちょっと過ぎ。

外は星空。風もなく穏やかです。

心配していましたが、のそのそ起き出してきた娘も私も頭痛も吐き気もなく元気!



1:30頃山小屋出発。

息は多少苦しいですが昨日よりラクに歩けます。

空の星を眺めながら…

あちこちから「流れ星!」の声。

娘も2回「見えた!」

えぇ~私も見たい~なんて言いながら…でも足元も見なくちゃいけないし…

でも、見えました。生まれて初めて見る流れ星です☆



頂上までの道を見上げると人、人、人の列。

この渋滞では日の出までに山頂へ辿り着けないかもしれないというガイドさんの判断で

下山道を登ることになりました。

この道へ入ってすぐの上りがキツかった~

早速ヘタバリました。

それでも混んでいたおかげでしばらく歩いては立ち止まるの繰り返しだったので

何とか息を整えて…

しかし…

頂上まであと一息!よりももうちょっと?と思えるあたりで娘も私も歩調が遅くなり、前の人との間隔がどんどん開きます。

頭はボ~っとするし、どうがんばっても足が重くてサッと前へ出ない…

(後で聞くと娘も意識が朦朧としていたそうです)

「ここで待っています」と添乗員さんに言うしかないかしら?

休憩はまだかしら?

なんて思いながら前を見るとガイドさんが止まっています。

あぁ~よかった~休憩だぁ~

でもみんなは腰も降ろさずまだ歩き続けてます。

???

やっとの思いでガイドさんのところまで辿り着くと

「頂上ですよ」

「えっ?着いたんですか?」

娘は「ウッソ!」(笑)

あまりにも出し抜けで拍子抜け。

ふわぁ~っと今までの胸苦しさが消えて頭がシャッキリしてきました。

やったぁ~~~!!!着けたよ~




ご来光まで20分程。

日の出の見えやすいところへ陣取ってしばし待ちます。

ものすごい寒さです。でも空がこんなんですもの寒いなんて言ってられません。





かと思えば雲が出てきてこんなになっちゃうので

日の出はちゃんと見られるかしら?とやきもき。



もうすぐです。



みんな固唾をのんで見守ります。

そしていよいよ









すっかり昇りました。

思えば日の出を見るのも生まれて初めて☀

ここへ立てて本当によかった!

富士は日本一の山 その1

2009-08-02 11:28:53 | 富士山

登って来ました。

まずは初日の8合目までのご報告。

新宿西口を7:45バスで出発。

天気は心配したとおり(笑)小雨です。

富士山の天気予報は2日間とも曇り一時雨か雷雨(涙)

高尾山にも登ったことのない娘との二人連れなのでガイドさん付きのバスツアーです。



富士スバルラインの車窓からは子鹿やいのししの姿が間近に見え、ちょっと「もののけ姫」の感じ。

あぁ自然の中へお邪魔するんだなぁなんて柄にもなく(笑)


5合目からいよいよ歩き始めます。



最初の30分くらいは小雨でしたがすぐに本降りに。

みんなレインスーツを着込みます。

6合目まではまぁ余裕(笑)

そこからしばらくの階段状のところ。

ここが始まりでした…

高山病一歩手前の呼吸困難。

息が苦しくて心臓ドキドキ、足が上がらない…

ゴスペルで鍛えた腹式呼吸で息をいっぱい吐いてハッと吸い込みます。

まるでダースベーダーみたいな吐く息の音に娘は「やめてよ~」

でもこれじゃないと苦しくて…

娘だって酸素缶から酸素をしょっちゅう吸ってます。

周りにもそんな人がたくさん。

私はどういう訳か全く効果を感じなくて専ら自力でフゥ~~ハッ&深呼吸。



休憩です。



そして点呼も…

赤いシャツの白い紙を持った方が添乗員さん。列の1番後ろを歩いてくれます。

その後ろの緑の腕章をしてる方がガイドさん。列の1番前を歩いてみんなの状態をみて

歩調を決め、休憩をとってくれます。

この方、娘が小学生の時にお世話になった音楽の先生に似てらっしゃるんですよね。

雨は時々小降りになるものの降りっぱなし。



7合目からの岩場はなかなかスリリングでした。

そんな中衝撃的なできごとが!

私たちが慎重に足元を見ながら岩につかまりながら登って行く傍らを

なんと!外国人のカップルがサッサと私たちを抜かして登って行ってしまったのです。

まるでスパイダーマンみたいに!

お2人とも膝丈のパンツ、なんとサンダル!の軽装。

男性は大きめなNikonを首から下げてそれを片手で支えて…

あれは本当のことだったんだろうか?



さぁもう少しで今夜の宿、元祖室というあたりで雨が止み青空が



いっせいに喜びの声があがりました。




山小屋到着。8合目。3,250m。





そしてキレイな夕焼け。



夕食はカレーです。



寝床はこんな感じ。



この夜は満員で1つの布団に2人ずつ。足元と頭の上には荷物。

私は娘と一緒だったから全然平気でしたが かなりシンドイですね。



明朝起きて頭痛や吐き気のする人はここでリタイアするようにとの注意。

ここでも日の出は見られるそうです。

でもね、ここまで来たからにはやっぱり登りたいですよね。

明日の天気と元気を願いながら「おやすみなさい」が20:00少し前。

…が、やはりあまり眠れませんでした…