一昨日の日曜日、国立新美術館にマン・レイ展を観に行きました。
実は…
マン・レイと聞いて女性の体をヴァイオリンに見立てた作品や
メトロノームの振り子が眼になっている作品を見られると思っていたのですが…
どちらも展示されておらず…
マン・レイという人は本来は写真家というより画家でありたかった人だったという…
その彼の足跡を写真とともに絵画、彫刻、デッサンなどで年代順に辿るような展示でした。
お目当ての作品はなかったけれど
ストラヴィンスキー、ピカソ、シンクレア・ルイス、ジュリエット・グレコ、カトリーヌ・ドヌーヴ、イサム・ノグチ、エヴァ・ガードナー、ヘミングウェイ…
私も名前を知っている著名な人々のポートレートもたくさん。
そしてそのどれもがとても魅力的。
写真って撮る対象に惚れなければいいものは撮れないと実感。
そして展示最後の映像で映し出されるマン・レイが亡くなるまで過ごしたアトリエ兼住居は
この展覧会のサブタイトル、Unconcerned But Indifferent (無頓着、しかし無関心ではなく)
(この言葉は彼の墓碑銘にもなっているそうです)
という言葉を具体的に表しているような気がしました。
この映像の中でマン・レイのことを語るジュリエット・ブラウナー
(マン・レイが50歳の時に結婚し、亡くなるまでの30年間をともにした女性です)の魅力にも圧倒されました。
芸術家に愛される女性はやっぱり芸術家!
はぁ~