アボカドの種
一度は発芽させてみようと思った事があるのではないでしょうか?
私も過去に二度ほどやった事があります。
発芽するのは案外簡単で、ある程度まで育ってくれました。
そしていよいよ土に植え替えようか、、、、
その時点でいつも失敗してしまう。
やはり無理があるのかな?
そんな風に思っていた数年前、
思わぬところでアボカドの木に遭遇しました。
私の実家は伊豆にあり、ミカンのなる段々畑に囲まれた所で育ちました。
伯父さんがうちのすぐ裏山でミカンをやっていて、
(土地柄みんなミカン畑をもっている)
東京に来て初めてミカンって買うものなんだ!と驚いたものです。W
そんなミカン畑に年中遊びに行ってました。
畑から見る景色は最高で、
前面に広がる相模湾とそれを囲む山々
電車が走り、まるでジオラマを見ているような大好きな場所です。
伯父さんはそのちょっと後に天寿を全うして亡くなりましたが、
少し前に”どうしてもやらなければいけない事がある!”と言っており、
それを聞いた私は「えーーーーー!?」と驚いてしまいました。
それは畑に何十年も通っていても気が付かなかった事。
ミカンと景色にばかり気を取られ、
大きな大きな大木に全然気が付かなかったのです。
いえ、気が付いてはいたのでしょうが、
風景の一部、全く意識していなかったのです。
その木はナントアボカドの木
伯父さんは自分が生きているうちにこの大木を処分しておかないと
後に残された人が困ってしまうとずっと考えていたようです。
そして改めて確認しに行き、さらに驚きました。
鈴なりに実がなっていたのです。
もちろんスーパーのアボカドみたいに形は良くなくて、
皮は分厚く岩みたい。
でもマンマ アボカドでした。
私はこの数十年のアボカドの実を思い、悔みました。
30年前にオーストラリアでワーホリ仲間と手巻き寿司をした時に、
アボカドがトロみたいだよ!って教えてもらい、感激したのに、、、。
失ったアボカドの実はいくつあったのだろうか?
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アボカドの木を切る話はとてももったいないと思いましたが、
誰も受け継ぐ者もなく、
伯父さんはどうやって切り倒したのかも不明ですが、
キレイに片付けられていました。
そしてアボカドの木はビックリするくらいに大木になる事が、
私の記憶に残りました。
栽培しているアボカドはどこまで育つか分かりませんが、
伯父さんの事を思い出したので、書いてみました。
大木アボカド、ご用心!