ご遺体搬送の徒然日誌

日本全国を走り回る遺体搬送屋の徒然日誌!

搬送トラブル相談

2018年10月29日 | 長距離搬送
最近、搬送トラブルに関する相談が頻発しております。

当社には事前相談や搬送トラブル相談という事でお電話を頂く事があるのですが、その中でも最近は料金トラブルに関するものが多いので一部ご紹介いたします。
※当社のトラブルではありません。


【ケース①】

電話で申し込みした段階でお見積りした金額と請求額が倍以上違って驚いた。

ドライバーに聞くと「実際の走行距離が〇〇〇kmなのでご請求額は〇〇万円になります。車両待機時間や深夜料金もかかるので割増となします。」と言われたそうです。

見積額との金額が全然違うので納得はできなかったが、仕方ないのでサインをして支払いました。

葬儀が終わり落ち着いたら、やはり納得できないので別な搬送業者に聞いてみようという事で当社に電話がきました。



概要を細かく聞くとこのような流れです。


①インターネットで遺体搬送会社(仮称A社)を探す



②見積り額に納得し搬送を依頼する



③搬送(仮称B社)



④ご精算




①~④は一般的な流れですが、問題は①と③にありました。

①のA社と③のB社は別会社です。


A社はホームページの運営会社で国土交通大臣から認可を受けていない業者。

B社は国土交通大臣から認可を受けた正式な搬送業者。


ご遺体の搬送を有償で行うには国土交通大臣から認可を受けた業者でなければなりません。

俗にいう「緑ナンバー」です。(タクシーやバス等と同じです)

緑ナンバーの運賃は国から「この運賃で搬送していいですよ。」という許可を受けて運行しております。

通常はホームページ上に「一般貨物自動車運送(霊柩)事業 関自貨第〇〇〇号」と必ず記載しております。

この記載がない搬送会社のホームページは注意が必要です。

この記載事項がなく「料金(運賃)」だけが記載されいる場合は国から許可を受けていない不正金額の可能性があります。


今回のケースは搬送行為には問題ありませんが、A社とB社の運賃金額が全く違っていたという事でトラブルになりました。


サインをしてお支払を済ませたという事ですが、残念ながらB社は国から許可を受けた正規な運賃ですので返金は難しいでしょう。


A社 ⇒ B社(下請け)という構図ですが、B社はA社に対し手数料を支払わなければなりません。その額は運賃の20~30%ともいわれています。なのでその分料金を上乗せされる場合もあり支払額は高額になります。

これはかなり悪質なケースです。


A社(受注) = A社(搬送業務) という構図が望ましいのでお問合せの時はこのように聞きましょう。

「実際の搬送はA社が行うのですか?それとも別会社ですか?」

別会社という返答の場合は、別な業者を探した方が賢明です。

当社は、受注から搬送業務まで全て自社で行いますのでご安心くださいね。

さらに車両は自社所有&運行なので、他社より断然安心低価格です!

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葬儀のはるかセレモニー

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