かなり前のお話しです。
深夜に入電があり私一人で病院へお迎えに行きました。
ご自宅には事情があり故人様を連れて帰ることができないそうです。
そのようなご家族の方の為に、安置室の施設が各所にあります。
深夜という事もありご家族は一旦ご自宅へ帰宅し、故人様を近隣の安置施設へお連れさせて頂きました。
時間は午前2時。
早速安置室へ移動し、お身体の処置を行います。夏場なので部屋がムシムシして暑い。。。
しばらくすると、ウィ~~ンと何か音がします。
あれ?
空気清浄機がセンサーで”強”になったのかな?と思い、ふと見ると電源が切れてます。
おかしい・・・
気のせいかと思い処置を進めると、何やらファンが回っている音がします。
上を見ると、エアコンが勝手についています!
ここのエアコンは電源を入れると「ピッ」って音が必ずして起動するはずなのに、音もせず勝手に起動!!!
あれれ???
なんで?なんで?
深夜2時頃一人です。
さすがに葬儀屋さんもちょっと怖い。。。
けど、処置をしっかりと行わないと帰れません。
なるべく気にせず、ポジティブに考え心の中で「きっと故人様が付けてくれたんだ♪」と思い処置を黙々と進めます。
納棺まで行い所要時間20分。
蓋を閉め、お線香・合掌し納棺が終了。
戸締りを行い帰ったが、冷静に考えるとやはり勝手にエアコンのスイッチが入るなんておかしいです!
未だ謎は解明できずあの出来事は一体なんだったのだろうか?と疑問が残ります。
きっと、暑かったから故人様が付けてくれたんだね!
ありがとう~