折口信夫全集を四半世紀ほどまえに、すこし無理をして買い込んだ。文学全集は芥川龍之介全集と折口のふたつしか揃えていない。図書館にはすべてあるはずだがら、所有する必要もないのかというと、そうでもない。この二人は、わたしの文芸の出発点にあった作家だし、常日頃愛玩し愛読したい著者なのだ。思い出した。全集ともいえないが、梶井基次郎の全作品3巻もあった。折口、芥川、梶井。若い頃から常に意識させられた作家たちだ。
http://www.isis.ne.jp/mnn/senya/senya0143.html ←松岡正剛ブログ(『死者の書』
「青空文庫」に折口信夫の『死者の書は』おさめられているので、難解で衒学・幻想につきあいたかったら読んでみてほしい。私にとっては、一種の目標みたいなところがある。現代の読者にはあまりいれられないかもしれないが。
わたしの、ペンネームとしてときどき使用する草壁信夫(くさかべしのぶ)も、もちろん折口へのリスペクトの現れである。ノブオなんて読んでしまう人には関係ない!!が
YouTube で死者の書を検索しているうちに、『輪廻転生のひみつ』という啓蒙映像か゜あった。とくに推奨するわけでもないけれど、この世界観はいつも根底にあるような気がする。