自然学校発 黒松内だより

北海道の道南の小さな町、黒松内にある「ぶなの森自然学校」の毎日と周辺のできごとを自然学校のスタッフ達が紹介します。

2021GW①~春の森のデイキャンプ

2021年05月05日 16時33分07秒 | 子ども向け主催事業

2年ぶりの開催となったぶなの森自然学校のゴールデンウィークプログラム第一弾、”春の森のデイキャンプ”が
GW中一番!?というほどのお天気に恵まれ開催されました。

初めての方や、ご友人同士で参加してくださった方、保育園時代に町での活動に参加してくれていた繋がりで参加してくれた小学生とそのご家族、
2年振りにご家族で戻ってきてくださった方、きょうだいで参加してくれた小学生達…
下は1歳から上は小学校6年生、そして大人たち、という幅広いメンバーでお昼をはさんで夕方まで、まったりと過ごした1日でした。

みんなでまるくなってはじまりの会。注意事項や今日の活動をみんなで確認します。

 

まずはみんなで自然学校ツアーに出発!
キャンプ場のたくさんの薪や、脇を流れる小川をみながら進むと、グラウンドにあるニワトリのコケッツの小屋に!
おとなしめの茶色いコケッツをだっこしたり、みみずを探してあげたり、牡蠣の殻を砕いてあげたり…

    

そのすぐそばでは、ヒメオドリコソウの花の蜜が大人気。
   

キャンプ場にもどると、子どものなる木が!?

 

空中テントや、写真にはないですが空中ハンモック、木のブランコであそんだり。
  

薪を割ってくれた人もたくさん!
幼児さんも割った薪をネコをつかって運び、積んでくれたり、
小学生は太めの玉切りにも挑戦!見事割れていました!

  

中で準備ができたので、ふったによる山菜肉まんづくりがキッチンでスタート!
仕込んでいた生地を使って皮をつくってつつむのを有志のみなさまに手伝ってもらいました。

  

これを蒸すと…

一回りほど大きくなりました!!蒸し上がったホカホカな肉まんと、持って来たお昼ご飯をみんなでいただきます!

   

山菜肉まんということで、餡にはお肉やしいたけの他に、山菜が入っています。
何種類の山菜が入っているか、わかるかな??
 

正解は!アサツキ・ヨモギ・フキノトウの茎、の3種類だそうです!
全てふったがキャンプ場エリアのまわりで摘んできた、自家製!?山菜がたっぷり。
”おいしい!””おかわりある??”の声がたくさん聞こえてきました。

肉まんやおにぎりなどなどを食べたら、たき火でもってきてウィンナーやデザートのマシュマロを焼き始めます。

   

焼き干し芋も人気!

  

食べ終わったら、お家からもってきてくれた野菜くずなどの餌をあげたり、コケッツの卵を回収しにいったり…

 

マツの葉っぱをたき火にいれ、忍法・煙隠れの術の修行をしたり…

(この写真、煙のうしろに実は子どもたちが4人程かくれています!)

 

    

大人達でたき火をかこんでまったりコーヒータイムだったり、
その側で手作り蒸留器によるトドマツの葉を蒸留があったり…

 

   

笹の子を集める旅に出て、皮をむいたものやその辺にあった他の草も一緒に焼いてみたり…

  

動き回っていて写真にはありませんが、
キャンプ場・グラウンドという広大なエリアでのかくれんぼや、
氷おにでグラウンドをかけまわったり…

最後にはコケッツが裏のキャンプ場までお散歩にきて、
過ごしているうちに終わりの時間に。
手分けして道具を片付け、おみやげを渡して、解散です。

時間がたっぷりとあった今日は、年齢によっては最後の方はちょっと疲れたかな?という様子もみえましたが、
ひたすらみみずを掘ったり、ひたすら牡蠣の殻をくだいたり、ひたすら空中テントで過ごしたり、ひたすらたき火で野の草を焼いたり…
と、みんなが飽きるまで興味のあることに集中している様子をたくさんみれたことが印象的でした。

いろいろと制限のある今ですが、
これからも、こうして外でそれぞれなにかに熱中したり、火を囲んでまったり過ごしたり…
という場がつくれたらいいな、とあらためて感じた一日でした。

参加していただいた子どもたちはもちろん、保護者の方にも準備や片付け、活動中など様々ご協力いただき、
とても助かりました。ありがとうございました!

また、ぶな森でお会いできるときを楽しみにしています!

(ちこ こと 大類幸子)

 

 

 



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