自然学校発 黒松内だより

北海道の道南の小さな町、黒松内にある「ぶなの森自然学校」の毎日と周辺のできごとを自然学校のスタッフ達が紹介します。

春の便りが次々と

2021年04月25日 17時51分58秒 | 自然
日当たりの良い場所から届き始めていた春の訪れを告げるお便り。
いよいよあたり一面に届きました。

黒松内町内には、天然記念物の歌才ブナ林をはじめ、カタクリの群生で有名な奥の院など、
人気スポットが多数ありますが、
この季節はどこもかしこも花の名所に。
 
自然学校の裏山にも、春のお便りが次から次へと届いています。

湿地にはエゾノリュウキンカやミズバショウが咲き誇り。
スプリングエフェメラルのトップバッター陣、
キクザキイチゲやエゾエンゴサクも色とりどりに花を咲かせ。
 
カタクリも蕾から花へ。
  

先陣に続き、
ヒトリシズカやエンレイソウ、ニリンソウも1つめの花を咲かせ始めています。

  
 
地面に茶色い花を咲かしているのは松ぼっくり。

 
 
春のキノコもお目見えです。ベニチャワンタケの種。



春一番に芽を出し、春の香りを真っ先に届けてくれたフキノトウは、
名前の通り薹を立ててぐんぐん背を伸ばしています。
ミズバショウも、役割を終えた白い花…のようなガクを落とし、こちらも名前のごとく
芭蕉の葉のようにこれからどんどん葉っぱを大きくしていきます。



 
 
どんどんと役者や役割を変えていく春の植物たち。
これから花盛りをむかえるものも、次の段階へ移行していくものも、
どちらも見逃せません!
 
(ちこ)


 
 


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