黒松内では今週から雪虫も飛び始め、秋も深まり冬が近づいて来たことを感じます。
冬を意識する中で、(本来ならもっと前にやるべきだった)薪割りをしました。
自然学校では事務所の暖房が薪ストーブということもあり、一冬を越えるだけの薪が必要です。
薪は割ってあるものを入手しているのですが、中には薪ストーブに対して大きいものも混じっているため、割る必要があります。
割った断面は湿気ているため、一度すべて適当な大きさに割ってから干すべきなのですが、夏長期中に入手したし夏後半も忙しかったということで‥
さて、私たつみは薪割りが大好きです。
せっかくなのでここで少し、たつみ流 薪割りのポイントを紹介します。
まず、結構意外に思う人もいますが、薪割りに『力』はあまり要りません。
体感的には『コツ』が7、『力』が3くらいでしょうか。
要る力は、斧を持ち上げ、斧自体の重さに勢いを乗せて落とす、この力です。
『斧を上から下へ振り下ろす』のではなく、『斧を勢いに乗せる』といったイメージでやっています。
私は右利きで右手が上、左手を下に柄を持っています。
斧を頭上に持っていく時はほぼ右手のみの力で持っていますが、下ろすときはどちらも同じ力のバランスで。(もしかすると左の方がちょっと強い?)
脇を締めるようにコンパクトに下ろします。
これもまたイメージですが、斧が頭上にある時点では斧の重さを手に感じますが、振る時に重さが手元からスライドし、打撃の瞬間に丁度刃先に重さが乗る、そんな振り方をしています。
そして私が一番重要と考えているポイントは、『どこに刃を落とすか』
同じ薪でもどこから割るかで難易度が全く違いますし、出来上がりの薪も両方キレイ(2つに割ったが片方ザクザクで使えない では困りますよね)、もちろん必要な力も作業速度も段違いです。
・木の繊維に沿って斧の刃を入れる
・基本的に上部(葉の有る方)から下部(根っこの有る方)に向けて割る
・節は避ける
この3点に気をつければ、快適な薪割りになることまちがいなしです。
対象の木を持って、リスがクルミを見つけた時のように、クルクル回しつつチェックしてください。
その他刃を入れる際の細かいコツとしては
・いきなり真ん中を狙うと大変なので、最初は端から削っていくように割る
・振ると思いの外外側にずれて柄をぶつけるので、気持ち手前側を狙う
くらいでしょうか?
最後になりましたが、薪割りは楽しい野外作業ではありますが、危険な作業でもあります。
服装、自身のコンディション、手入れのいった斧など、条件を整えて行ってください。
楽しい薪割りがテーマで、つい長々と書いてしまいました。
この楽しさ、是非いつか、みなさんも体験して欲しいと思います。
(たつみ)
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