自然学校発 黒松内だより

北海道の道南の小さな町、黒松内にある「ぶなの森自然学校」の毎日と周辺のできごとを自然学校のスタッフ達が紹介します。

嵐の後に

2017年04月19日 15時27分53秒 | 自然

昨日は北海道の日本海側を中心に、嵐模様の天気でした。
皆様の所はおかわりありませんでしょうか。
毎日新聞記事

こちら黒松内ですが、結構な荒れた天気でした。
特に朝4時~12時頃まで風が強く、風に逆らって歩くのが困難なほどでした。

今日、教育委員会の方とお話しましたが、それぞれの所で倒木やトタンが飛んだりなどの被害があったものの、教育委員会・建築家・産業課などが出張ってどうこうする大きな被害は無かったとのことです。


さてぶな森の被害ですが、大きなものとしては以下のとおりでした。

・グラウンドのトド松が5本倒れた

 

・ゲストハウスへ至る道が壊れた(修復済み)
階段付け根の木が倒れ、階段が90度回転して捻れたのですが、今日の午前、ほっしーとくまで木を刻み、ねじれを元に戻しました


・鶏小屋の扉と窓が壊れた(簡易補修済み)
吹き飛んでしまったため、昨日の時点で応急処置で板を貼っつけました。


・学校裏のツリーハウスが落ちた
高木北斗さん作。延べ3ヶ月程かけて作り、2回の冬に耐えたのですが、残念ながら嵐には叶わなかったようです。誰も住んでいなかったのは不幸中の幸いですね。

以上、4点でした。

春の片づけや修繕に取り掛かかり始めに、この嵐。
正直、出鼻をくじかれた感じは結構あります。

しばらく雨&曇りのようですので、晴れた日に気持ちを切り替え、取り掛かりたいと思います!

 

MJたつみ


北海道光的王國,下課後的森林幼兒園

2017年04月13日 10時33分07秒 | リーハン、なるほど北海道!

北海道光的王國幼稚園位於苫小牧市區的東方,周邊都是稍有起伏的山坡地,

幼稚園成立已經有40年歷史,在10年前校長感於一大片後山的森林沒有被善加活用

相當可惜,於是找了胆振自然學校的戶外活動指導專家上田先生討論,

要如何在幼兒園的課程裡面,融入幼兒的森林戶外活動。

於是每周幼稚園的教學活動裡都開始有一個上午,由自然學校的山田老師,

帶領其他志工來到幼兒園,協助幼兒園的老師們執行森林活動的課程,

內容是大家一起到森林裡散步,由自然學校提供各種協助和活動引導。

在幼兒發展的黃金時期3-5歲的期間,身體各部位的肌肉都在努力生長著,

這個階段透過各種森林戶外活動,對小腦平衡的刺激,腦幹的發展,

都有相當大的益處。

日本全國學童體力調查排行榜,47縣市當中,北海道排名倒數第4,

第一名是福井縣, 第四名是秋田縣。

日本全國學童學科能力調查排行榜,北海道是學科排名倒數第1,

第一名是秋田縣,第三名是福井縣。

秋田縣、福井縣的孩子,體力好,學科能力也好。

這個調查結果是否同意體力好學習能力也會好的論述呢?

也就是說假設體力好學習能力也會提升是肯定的話,

在幼兒園階段我們就多關注在孩子的體能方面吧!

但培養體能是要讓孩子們跑馬拉松嗎?

還是在室內平坦的體育館練習著重複的動作呢?

我想這些都不是的,

要讓身體各部位的肌肉能夠發展的健康,

大自然凹凹凸凸的地面,雜草叢生的斜坡,大小石塊的天然地面,

是更好的訓練場所吧!

於是,光的王國的校長和胆振自然學校的上田先生,

從10年前,開始了「森林孩子」下課後的森林活動,

一年總共進行40次,

活動是下午2點到5點,歡迎家長們共同參與。

剛開始來到教室集合,每位家長把準備好的個人物品提籃拿好,

提籃上貼了參加者的名子,

開始大人的著裝,小孩的著裝,

提籃是一早隨著校車巴士帶來學校,

裡面有雨鞋,雨衣、雨褲、保暖手套、工作棉手套,

各種森林活動需要的道具都準備萬全。

看著大家的步調都已經準備差不多的時候,

開始唱起「森林孩子」主題曲吸引孩子們的注意,

讓大家主動靠近過來,

今天森林有什麼呢?我們一起去看看,

「聽說水池裡有很多青蛙的軟泡,有人想一起去看的嗎?」

在這樣的邀約之下,大家開始飛奔衝向水池。

有網子的人這下可是大展身手的機會了,

大家拼命的想要抓青蛙,呼聲此起彼落,

很興奮的觀察著水池裡的生物,

眼睛閃閃發亮著。

水池旁造景的大石頭,也都身手矯健的輕鬆來去自如,

今天的青蛙達人一共撈到的5隻左右。

 

隨後,山坡上有些春天的嫩芽,

有興趣的孩子開始加入尋找的行列,

一些枯枝落葉,孩子可以摘採,可以破壞,

可以用自己身體實際的去接觸體驗,

陡峭的斜坡,讓幾位孩子走得不是那麼的順利,

但是拉著樹幹,扯著小草,總有辦法把自己身體找到平衡感。

在學校的後山,沒有鋪設好的人工設備,都是自然原始的落葉步道,

沿途有人撿到今年的寶物,單邊的鹿角,白白的鹿角,尖端刺刺的很可怕,

在底部,跟頭殼連接的地方,像是沒有替鬍子的爸爸一樣,感覺刺刺的。

摸起來冰冰滑滑的,小男孩開心的拿著戰利品,跟大家炫耀。

春天的風物詩,每年這個季節大概都會有一個人發現鹿角。

來到山丘的平坦地帶,小孩發現樹上怎麼綁了保特瓶

靠近一看,從樹幹上有水滴一直滴滴滴,滴了出來,

很多媽媽也是第一次看到,這是什麼呀?

讓大家目不轉睛的是白樺樹的樹液,

是今天大家的下午茶點心,在雪融的4月份,是一年之中最能取到樹液的季節,

白樺樹的天然甜味,在北海道原住民的生活裡,是季節限定的可口飲料,

現在的我們也可以用來加在咖啡、紅茶、麥茶裡,

給身體天然營養的胺基酸補充。

第一次看到樹液的小朋友和家長都充滿好奇,

迫不及待的想嘗上一口,到底是什麼滋味,等我們回到教室休息,

就可以好好享用了。

大約在森林活動了一個半小時,每個孩子大概都能自己找到樂趣,

在沙地跳來跳去,3歲的小小孩也發揮想像力拿山菜來玩伴家家酒,

 

撿到中間空心的樹幹,從斜坡上往下滾,看著樹幹快速滾落,

像個小小科學家一樣,努力研究哪個跑道可以讓樹幹滾的最遠。

這一天,自然學校工作人員,拋給孩子的主要題目,就是春天的山菜、樹液、青蛙的卵泡,

沒有艱難的知識講解,有的只是回應她們天馬行空的疑問,

或是給與他發現新大陸讚美和肯定,

隊伍拉得很長很長,每個孩子的布調不一,

13位孩子加上15位大人,

沒有人是落單的,

一一回到室內後,想要更換衣服的人開始更換衣服,

室內的教室地板,自然學校的人員在地上鋪了藍色的塑膠帆布,

避免把地板弄髒,

在土地上滑溜滑梯的孩子,難免雨衣雨褲上沾了泥土,

這時看到日本的家長,主動的拿起拖把、掃把,幫忙掃地,

打掃不是清潔人員才應該做的,

每個人都可以為乾淨的教室做一點付出,

每組親子的更衣步調不同,整體氣氛是和緩的。

這時自然學校工作人員用燒木材的火爐,已經準備好熱騰騰的樹液味噌湯了。

日本人細緻的許多小地方,從活動中都可以體現。

從活動出發前給的攜帶物品清單,每位家長都是配合度很高的幫孩子準備好

帽子、手套、雨衣、雨鞋,

沒有那種,「我家小孩沒關係,用這個代替一下就好。」

的應付心態,事後受傷了還來興師問罪,

工欲善其事,必先利其器,自然活動也是如此。

環境的布置,只有10度的低溫,室內開了暖器,室外生了火爐可以取暖,

讓孩子可以選擇,

馬斯洛的需求層次理論,讓小孩穿的溫暖,也準備好健康的當季點心,

活動中的各種溝通機會,讓小孩感到安全安心,

當自己撿到鹿角、完成山菜便當的成就感,

滿足了自我實現。

活動的最後,收拾好個人物品,媽媽們可以彼此聊天,

交換心得,一個自然而然形成的人際互動平台,

 

「森林孩子」不只看顧自己的孩子,

所有的孩子我們都一起守護,

讓大家的能量可以匯集,變成更大的力量,協助寶貝的孩子們,

提供他們一個安心、安全的森林遊樂空間。

一年40次的活動,

不論晴天雨天,我們都要到森林去走走,

自己去探索、去找尋自己想玩、自己有興趣的事情,並且完成實現,

參與的大人也都臉上掛滿笑容,真心真意的樂在其中,

不管認不認識,來到「森林孩子」我們都是夥伴,都彼此照應,

有位媽媽自己小時候很少到森林活動,

孩子加入「森林孩子」之後,反而是自己人生這輩子玩得最愉快的時光,

從這個幼稚園的活動裡,

我看到地方上社區安全網的概念,森林活動對幼兒體能發展的益處,

日本幼稚園細膩的事前、事中、事後準備,

北海道森林幼兒園的一日觀察,讓我有許多收穫,

希望世界各地的幼兒園也能從制式教育得到解放。

 

 

リーハン 吳立涵

 

 

 

 


いたる所に春が

2017年04月11日 20時33分16秒 | 自然

とても春らしくなってきました。

学校周辺の平地はほとんど全て雪がなくなりました。
雪が残っているのは日かげの多い所や斜面程度に。

晴れの日も多くなり、先日初めて、虫が歩いているのを見かけました。

 

野草や山菜も取れるようになってきました。
ちこは山菜採りが好きで、もう何度か山に出かけている様子。
私は学校周辺の野草を取って、昼のまかないなどに使っています。
春らしいものの、大体が苦いので好評のような、不評のような‥‥?

 

このように春は明るくて楽しい事柄が多いですが、雪解けの増水があるので河川には注意を。

 

たつみ


アイスブレイク&ファシリテーションセミナー*天のカーテン全開に*

2017年04月10日 14時29分35秒 | セミナー・研修

こちらのブログでもご案内をしていたアイスブレイク&ファシリテーションセミナーが、
新年度初めての週末である4月8・9日の2日間に渡って濃密に開催されました。 

どれほど濃い時間を過ごしたかを、セミナー終了後に撮った集合写真でごらんください。
  天のカーテンを開きし参加者&講師の図。

このキラキラ感、伝わりますでしょうか。
2日間でなにが起こったか、ここまでの経緯をサクッとながらご紹介いたします。

余談ですが、2日目のお昼ごはんはサクッと揚がった衣がおいしい、
春の山菜天ぷらうどんでございました。 

今回講師としてお越しいただいたのは、
山梨県都留市にてファミリーサイズの自然学校「風と土の自然学校」を運営しながら、
これまでに2000回(!)をこえるワークショップ・セミナー講習を行ってきた梅ちゃんこと梅崎靖士さん。
講義や実習、体験を交えて、すぐに取り入れられそうなちょっとしたコツや基礎的な論理から、
意識の変化を求められるような内容まで、みっちりと導いてくださいました。 

1日目のテーマはアイスブレイク。
自然体験やキャンプの活動や、企業研修まで、様々な場で行われている
アイスブレイクの重要性や、効果的に行うコツを、 
まずは体験し、グループに別れ実践&フィードバック。
アイスブレイクが、いつも単なる盛り上げのゲームになってしまっていないか、
手順を丁寧に説明できているか、
再確認でした。

 

 

 

  

山村留学生YZも大人参加者に混じってセミナーに参加。
りーはんとコンビを組み、みごとアイスブレイクのゲームを一つ進行しました。
 

夜もアイスブレイクのゲームで盛り上がる、の図。

2日目はファシリテーションについて。
ファシリテーションというと、進行の技術や手法に意識がいってしまいがちですが、
ベースにあるものは人とのコミュニケーション。

この日も、論理を時には実験しながら学びを進めました。
人の前にたつときや緊張したときに役立つイメージをいくつか紹介していただき、実践。
「水ジャー」や「王様のマント」、「私は巨人」など、興味深い言葉が並びますが、
なかでも私チコがびびっときたのは冒頭でも登場させた「天のカーテン」…天のカーテン?
さぁ、みなさんも天のカーテンをズバっと開きましょう!
一体なんぞや?と興味をもたれたかたは、これを会得したぶな森メンバーに聞いてみて下さい。 

 

さて、セミナーは進み、
ロールプレイングも交えたインタラクティブ・リスニングやYes, andという考え方について、
参加者を巻き込むためのポイントとは?
などなど、時には付箋にアイディアを出して模造紙に、時にはオープニングトーク3本ノック、と
様々な形態で理解を深めました。 

 

   

下の写真は、
「キャンプ最終日で着替えをする時間も無く大人の数も足りないので川には行けないのに絶対に川に行きたいたつみ少年
とたつみ少年に寄り添う梅ちゃん」の図。 

と、盛りだくさんの2日間でした。
遠くからお越しくださった講師の梅ちゃん、
そして年度初めのこの時期に参加してくれたCMCLにMKTGさま、
本当にありがとうございました。

これが、天のカーテンを開いた(※イメージです)参加者と講師!

みんな堂々と、きらきら目がリンリンしているようです。
私は肝心の目が閉じていますが、みんなが一番輝いていたのがこの写真だったのです…

印象に残ったのは、人がそれぞれ持っているテンションの振れ幅の差について。
一見笑顔が少なそうなあの人この人、実は彼女・彼にとってはそれが一番楽しいときの笑みなのかもしれません。
こちらのテンション・その時の気持ちを基準にして、他の人の気持ちまで決めつけてしまわないよう
意識しなければ。 

さて、今年度もイベントや活動が始まります。
今回学んだことをできるものから早速取り入れ、
ぶな森にきてくださったみなさんと一緒に楽しい&ミになる活動を行っていきたいと思いますので、
よろしくお願いいたします。

(ちこ)


アイスブレイク&ファシリテーションセミナーのご案内

2017年04月07日 10時39分03秒 | セミナー・研修

アイスブレイク&ファシリテーションセミナーのご案内

やっとチラシができました!
この春ぶな森の代表
ジェット高木もイチオシのアイスブレイク&ファシリテーションセミナーのご案内です。
講師には山梨県都留市で「
風と土の自然学校」を家族で営み、参加型研修のファシリテーションに定評のある梅崎靖志さんをお招きします。
れまでに2,000回を超える研修・ワークショップを実施されてきた経験から、
参加者をまきこむ効果的なアイス
ブレイク、そして全体の活動のファシリテーションの手法
体験・論理・そして実践まで、基礎から紐解いていただ
きます。

新年度開始早々の日程ですが、人の前に立つ機会
が増える方、自然体験活動の指導者として活動されている方などなど、
効果的なコミュニケーションのとり方に興味
のある方にオススメのセミナーです。
1日のみの参加もO
K!

ご興味のある方は、メール、お電話、又はこの記事へのコメントにてご連絡ください。

春めいてきた黒松内で、
それぞれの場所で新年度をむかえたみなさまとお会いできることを
楽しみにています。

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野外自然活動における アイスブレイク&ファシリテーションセミナー
日時2017年4月8日(土)ー9日(日)
  1日目10:15~ 体験→理論・実践で学ぶアイスブレイク
  2日目 9:00~ コミュニケーション・ファシリテーションの基礎
会場・宿泊:黒松内ぶなの脆い自然学校
定員:各日20名
参加費:1泊2日(3食付)12,000円
     セミナーのみ(1日)4,000円 ※いずれか1日のみの参加OKです 

講師:梅崎靖志 風と土の自然学校代表、ファシリテーショントレーナー
   高木晴光 NPO法人くろす野外計画社・黒松内ぶなの森自然学校代表
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(ちこ)

 


2017年度始動!

2017年04月06日 10時34分30秒 | 日常生活

春のキャンプ終了の翌日にむかえた新年度。
怒涛の?打合せを終え、新年度始動です!


今年度はしばらくの間これま通りのメンバー…に加えて、
一度休止していた山村留学を三年ぶりに再開しました!
数年前のぶな森をご存知の方には懐かしい、
INGK家のYZが1年間ぶな森で生活します。

春休みをつかって山梨から来てくれた梅崎ファミリーとは、ブナ林へ残雪ハイキング。
梅崎さんは今週末ぶな森で開催されるアイスブレイク・ファシリテーションセミナーの講師でもあります。
まだ定員に若干名空きがございますので、お時間ある方はぜひ!
セミナー詳細→http://blog.goo.ne.jp/haruneos3/e/a58eea4cbd1b98710c8c615644183e7a 

 

夜はINGK家や寿都のWTNBさん、元ぶな森スタッフのふみぞうも来てくれて、
賑やかにご飯。 

今年度も、よろしくお願い申し上げます。
四季折々の活動をご用意して、ぶな森でお待ちしております!

(ちこ)